デイモン・リンデロフとジョス・ウェドン

写真拡大

物語の世界観やキャラクター設定などの企画から、細かいストーリー展開を含む脚本の執筆、さらにはプロデュースや演出に至るまで、TV番組製作に関連するすべての工程に携わり総指揮を執る、ショーランナー。彼らはいったいどのようにして、数々のヒット作品を生み出しているのだろうか?そんな疑問に答えるべく、米TVドラマの人気ショーランナーたちに密着し、知られざるドラマ製作の舞台裏を描いたドキュメンタリーが完成した。

【関連記事】テレビを変えた"革命児"〜有料ケーブル局「HBO」が視聴者を魅了し続けるワケ

米TV Guideによると、このドキュメンタリーのタイトルはその名も『Showrunners: The Art of Running a TV Show』。自らが大の米TVドラマの大ファンだというアイルランド人の映画監督デ・ドイルが企画し、人気ショーランナーらの日常にカメラを入れ、4年という歳月をかけて製作された。多くのショーランナーのインタビューを含む本作品は、iTunesやビデオ・オン・デマンドサービスなどで視聴可能だという。

ドイルは、最初のインタビューの相手は、『LOST』を終えたばかりのデイモン・リンデロフだったことを明らかにし、「このインタビューを撮るのに4ヶ月掛かったけど、大きな一歩だったよ。リンデロフは、彼の仕事について、率直かつ真摯に語ってくれた。それは、登場するすべてのショーランナーたちが皆、本音を語ってくれているという、本作品の最大の見どころだからね」と語った。

一方、リンデロフも、「ショーランナーの実態に興味を持ったというドイルのアイデアは、本当に嬉しかった。ドイルが僕らの生活に飛び込んでくれたおかげで、ショーランナーの悲惨さを語るいい機会を得られたからね」と、ドイルのプロジェクトに対する情熱に惹かれたと語っている。

そして、リンデロフのインタビューを皮切りに、複数のショーランナーの仕事場にカメラが入ることに。『BONES』のハート・ハンソンもその一人で、「番組を取り仕切るというのは、セックスのようなものだ。誰もセックスを大勢の人間に見られるなんて考えていない。今回、僕はそれを見ることができて、とても嬉しいし楽しんだよ」と、独自の視点から本作品の完成を喜んでいる様子。

また、多くのインタビューのうち、ジョス・ウェドン(『エージェント・オブ・シールド』)のように、偶然に撮れたものもあるという。「ミーティングを終え、扉を開けたら、目の前にウェドンがいたんだ。『Showrunners〜』の趣旨について30秒間話したら、インタビューを快諾してくれたよ。『アベンジャーズ』が公開された週末明けで、気分も良かったんだろうね」と、取材の裏側を明かすドイル。

さらに、『Dirt』のマシュー・カーナハンを追ったシーンでは、新作ドラマのパイロットがオーダーされた瞬間や、放送のカーナハンが手掛けたTNTの『Men of a Certain Age』のキャンセルが決定した時の表情もとらえており、華やかに見えるショーランナーの悲喜こもごもが映し出されているという。

『Showrunners〜』にはこの他、カート・サッター(『サン・オブ・アナーキー』)、スティーヴン・S・デナイト(『スパルタカス』)、ロナルド・D・ムーア(『アウトランダー』)、ビル・プラディ(『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』)、ショーン・ライアン(『ザ・シールド 〜ルール無用の警察バッジ〜』)、マイク・ロイス(『B級軍人ブラザーズ』)、ジャネット・タマロ(『リゾーリ&アイルズ』)、そしてテレンス・ウィンター(『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』)ら、有名ショーランナーが登場している。(海外ドラマNAVI)

■関連記事・『LOST』製作総指揮デイモン・リンデロフの最新作『LEFTOVERS/残された世界』、11月14日(金)より日本初放送『エージェント・オブ・シールド』日本初放送スケジュールが決定! 12月27日より一挙放送「『LOST』復活は必然。誰かが必ずやるだろう」と元プロデューサー