「グッド・ストライプス」にダブル主演する菊池亜希子と中島歩

写真拡大

人気モデルで女優の菊池亜希子が、新進気鋭の岨手由貴子監督が脚本も兼ねたオリジナル作品「グッド・ストライプス」に、NHK連続テレビ小説「花子とアン」でブレイクした俳優・中島歩とともにダブル主演していることがわかった。

長編作「マイムマイム」が2008年にぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞したほか、バンクーバー国際映画祭をはじめ国内外の映画祭で上映され、注目を浴びた岨手監督が今作で描くのは、現代のリアルな結婚事情。4年間の交際を経てマンネリ状態に陥ったカップルが、“できちゃった結婚”をすることになり、それまで知らなかった互いのルーツを知ることになっていく姿に、女性監督ならではの繊細な描写で迫る。

菊池が演じるのは、いつも白けた態度をとる28歳のカルチャー好き女子・萬谷緑。一方、中島扮する南澤真生は両親の離婚後、医師である母親に育てられた優柔不断なウェブデザイナーという役どころ。緑の妊娠で行き掛かり上、結婚することを決めた2人だが、生まれも育ちもこだわりも全く異なるため揉めてばかりという設定だ。

既に撮影を終えている菊池は、「停滞前線に突入してしまった男女が、妊娠を機にようやくふたりとしてのスタートを切ることができるのなら、それは『いいきっかけ』と言えるのかもしれないな!と適齢期真っただ中女子代表として、そんなことをぐるぐる考えながら演じました」と振り返る。そして、「グッド・ストライプスとは、よい平行線ということ。家族になる=1本の線になるって考えるとしり込みしちゃうけど、離れたり絡まったり交差したりしながら、少しずつ同じ方向を向いて2本の千を描いていけばいいんだ、そのことに気づいた私は、重たくなっていくお腹とは裏腹に、気持ちが軽くなっていくのを感じながら演じていました」と語っている。

クランクイン前から入念なリハーサルを繰り返したと明かす2人。菊池は、「物事をはっきりといわない、のらりくらりとした感じの中島くんに、撮影後半ではだんだんイライラしたりもして。でも、それを含めてとても真生と緑っぽいなあと思ったりしていた」という。「花子とアン」で仲間由紀恵扮する蓮子の“若き恋人”宮本龍一役が人気を博した中島は、「現場にいる時間が長いので、ワンシーンだけの出演よりもお芝居しやすかったです。一方で積み上げていかなければならない感情や、変化を表現する重要性を感じました。なにより1本の作品に全編かかわり、映画作りが楽しいと思えたことが幸せです」と充実感をにじませた。

メガホンをとった岨手監督は「クランクアップ時、お互いが『最後の方は相手にイライラしていた』と本当のカップルみたいなことを言っていたのが面白かったです」と話し、主演2人に手ごたえをにじませる。さらに、「メディアで『こうじゃないと結婚できない』なんて脅迫めいた特集もされていますが、この映画を見たら『完璧じゃなくてもOK!』と勇気をもらえるはずです。よくある結婚ものの映画にはないロマンスを描いているので、恋愛映画に興味がないという方にも楽しんでもらえる作品だと思います」とコメントを寄せた。

菊池、中島のほか、臼田あさ美、井端珠里、相楽樹、山本裕子、中村優子、杏子、うじきつよしが出演している。音楽は宮内優里が手がけ、大橋トリオの「めくるめく僕らの出会い」が主題歌を担当。なお、菊池は今作のほかに未発表の主演映画が待機しており、2015年は女優として更なる飛躍の年となりそうだ。

「グッド・ストライプス」は、2015年初夏に全国で公開。

■関連記事
菊池亜希子、ファンとの豆大福トークに満面の笑顔
菊池亜希子、大好物“豆大福”と映画でW主演!沖田修一&前田司郎とタッグ
劇場版「深夜食堂」予告編公開 マスターの日常やおなじみセリフも
「ファの豆腐」「冬の日」両監督がスクリーンで観賞する意義を説く
菊池亜希子、岩手・花巻舞台の主演映画は「大事にしたい作品」