ブラピ主演作「フューリー」は第3位(C)Norman Licensing, LLC 2014

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2本の新作が上位を独占した先週末の全米ボックスオフィスは、今週末のハロウィーンに合わせて公開されたマイケル・ベイ製作のホラー「Ouija」が約1980万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。

同作は、降霊術を用いた占いの一種である「こっくりさん」の欧米版「ウィジャボード」をフィーチャーしたティーン向けホラー。ウィジャボードを使って、事故死した友人の霊を呼び起こそうとした学生たちに悪霊が襲いかかる。レビューは厳しめだったが、スター不在の低予算作品ながらまずまずのオープニング興収を記録した。メガホンをとったのは「ブギーマン(2005)」「ノウイング」「ポゼッション」などのシナリオを手がけ、本作が長編監督デビューとなるスタイルズ・ホワイト。

オープニング興収約1450万ドルで2位デビューとなったのは、キアヌ・リーブス主演のハードボイルド・アクション「ジョン・ウィック(原題)」。元の雇い主だったロシアンマフィアに襲われ、すべてを失った元暗殺者ジョン・ウィックの復讐譚が、ニューヨークを舞台にスタイリッシュに描かれる。昨年暮れに公開された超大作「47 RONIN」が興行、内容ともに失敗し、以降メジャースタジオからのオファーがないとぼやいていたリーブスだったが、今作は批評家から予想外の好評で迎えられ、現役アクションスターの存在感を示した。共演にミカエル・ニクビスト、ウィレム・デフォー、ジョン・レグイザモ、イアン・マクシェーン、ブリジット・モイナハン。監督は「マトリックス」シリーズでリーブスのボディダブルを務めた俳優兼スタントマンのチャド・スタエルスキと、同じくスタントマンとして多くのハリウッド大作に携わってきたデビッド・レイッチ。

3位は前週の首位「フューリー」。累計興収は約4700万ドルで、グロス(最終興収)は約7500万ドルあたりか。4位「ゴーン・ガール」は4週目も好調を維持し、累計興収は約1億2400万ドルに。今月中に、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(最終興収約1億2700万ドル)を抜いて、デビッド・フィンチャー監督歴代最高のヒット作となる見込み。

そして、拡大公開により15位から6位にランクインしてきたのが、ビル・マーレイ主演のコメディ「St. Vincent」。ニューヨーク・ブルックリンの住宅街に越してきたシングルマザーのマギーは、多忙のため、新たな隣人となった老人ビンセント(マーレイ)に12歳の息子オリバーの面倒を見てもらうことにする。だが、アルコール中毒の不良退役軍人ビンセントは競馬やストリップ、バーに連れて行くなど常識にとらわれない自己流のやり方でオリバーを教育していく。コメディ版「グラン・トリノ」、または「アバウト・ア・ボーイ」の変奏版とも評され、多くの批評家から絶賛されている同作。自身の代表作で最大のヒット作である「ゴーストバスターズ」の30周年リバイバル上映も好評だったマーレイはこのビンセント役でアカデミー賞主演男優賞候補になるのではと噂されている。キャストはマギーにメリッサ・マッカーシーのほか、ナオミ・ワッツ、テレンス・ハワード、クリス・オダウド。監督は多くの短編を製作し、この作品で長編デビューを飾ったセオドア・メルフィ。

ハロウィーンを迎える今週は、2004年の大ヒットホラー「ソウ」公開10周年記念リバイバルのほか、ニコール・キッドマン、コリン・ファース共演のスリラー「Before I Go To Sleep」に、ジェイク・ギレンホール主演のサスペンス「Nightcrawler」が公開となる。

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