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●3つのサービスの違いiPhone 6とPlusにも搭載されているiOS 8。初めてのスマートフォンとして、またはAndroidからの移行でiOS端末を使い始めたという方も多いかと思います。この連載では、初めてiPhoneを利用する方に役立つ基本的な使い方とお役立ち情報を紹介していきたいと思います。今回は「メッセージアプリの設定方法」について。

○メッセージアプリで使えるのはSMS、MMS、iMessage

iPhoneやiPadとiOS端末にはメールの他にメッセージというアプリがあります。どちらも相手と連絡するためのアプリですが、どう違うのか分からないという方もいるのではないでしょうか。

大まかに説明すると、長い文章や容量が大きいファイルが送ることができるのがメール、短文でチャットのようなやりとりができるのがメッセージ。メッセージの画面では、送受信した内容が吹き出しで表示され、相手とのやりとりが分かりやすいのが特徴です。

メッセージを使って送信できるのは、SMS、MMS、iMessageがありますが、この3つの違いは下記の通りです。

・SMS

電話番号を使って短文のメッセージが送れるサービス。送受信文字数には限りがあり、各社で若干の差があります。一例を挙げると、ドコモでは全角70文字の送受信ができます。

また、利用料について、ソフトバンクやauでは所定の通信プランで契約した場合、同一のキャリア同士でのSMSのやりとりは無料になります。ただし、各社ともに、他社宛のSMSの送信は有料になるので注意が必要です。

・MMS

キャリアのメールアドレスを用いたメッセージサービスで、文章に加えて写真も送ることができます。ただし、iPhoneでMMSが利用できるのはソフトバンクとauのみ。ソフトバンクでは送受信2MBまで、auでは3MBとなっています。通信料は無料です。

・iMessage

iPhone、iPad、iPod touchといったiOS端末やMac間でApple IDを使ってやりとりできるサービスです。通信料は無料。テキスト、写真だけでなく音声メッセージも送信可能です。

SMSは相手のメールアドレスが分からなくても電話番号だけで連絡できますが、条件によっては有料になってしまうデメリットが。MMSは写真も添付できるもののドコモでは利用できない、iMessageは様々な機能が利用できるけれどApple社製品を利用していないユーザーには送信できないなど、それぞれメリットとデメリットがあるので、相手の連絡先情報によって使い分けたいところです。

●メッセージアプリを使うための設定○メッセージアプリを利用するための設定とは?

メッセージアプリで使えるメッセージの種類を説明したところで、次は設定方法や機能について。SMSは設定しなくても利用できますが、MMSはメールアドレスの登録などといった設定が必要になってきます。

設定するにはホーム画面から「設定」をタップして「メッセージ」を選択。その中の「MMSメッセージ」というスイッチをオンにします。続いて「MMSメールアドレス」の欄をタップしてキャリアのメールアドレスを入力すれば完了です。

この他、「設定」アプリでは「件名欄を表示」「文字数」という項目があります。「件名欄を表示」スイッチをオンにすると、入力画面に件名が入れられるように。「文字数」は入力した文字が表示されるので、文字数に制限があるSMSを利用する場合は設定しておくと便利でしょう。

●iMessageの設定項目の意味○iMessageを使うためにサインインしておこう

MMSの設定の次はiMessage。設定するには、まずホーム画面の「設定」をタップして「メッセージ」を選択します。すると「iMessage」というスイッチがあるのでこれをオンに。続いて「送受信」をタップして、「iMessageにApple IDを使用」を押してIDのメールアドレスとパスワードを入力して「サインイン」をタップ。その後、送受信に要する電話番号やメールアドレスを選択して「次へ」をタップすれば完了です。

また、「iMessage」をオンにすると、「開封確認を送信」と「SMSで送信」という項目が現われます。「開封確認を送信」をオンにすると、iMessageのやりとりでメッセージを開くと開封表示が出るように。これは、LINEで言うところの既読みたいなもの。「SMSで送信」というのは、iMessageで送信できない場合にSMSに切り替えて送信するという機能です(SMSを使用しないという設定ではありません)。必要に応じてオンにしておきましょう。

今回はメッセージアプリで送れるメッセージの種類と設定について説明してきましたが、iOS 8のアプリには様々な機能が搭載されていて便利です。次回は、この機能と使い方について説明していきたいと思います。

(丸子かおり)