押井守監督の最新作『GARM WARS The Last Druid』/[c]I.G Films

写真拡大

いよいよ間近に迫った第27回東京国際映画祭(10月23日〜31日まで開催)。今年度はなんといってもアニメ映画を大々的にフィーチャーしているのが特徴で、特集「庵野秀明の世界」が大きな目玉となっている。だが、主要部門でもある特別招待作品でもアニメ率は高く、例年の東京国際映画祭とは比べものにならないほどのラインナップ数に。どんなアニメ映画作品が上映されるのか簡単にご紹介したい。

【写真を見る】スクリーンで観る巨人の迫力はひと味違う!『劇場版 進撃の巨人 前編 紅蓮の弓矢』写真はこちら/[c]諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

まずは、どんな世代でも楽しめる王道エンタテインメント系から!オープニング作品のディズニーの最新作『ベイマックス』(12月20日公開)をはじめ、手作り感と大胆なCG表現が融合した『くるみ割り人形』(11月29日公開)や、大人気のマンガのアニメーションを映画化した『劇場版 進撃の巨人 前編 紅蓮の弓矢』(11月22日公開)などが登場。またゲーム業界からは、「スーパーマリオ」など数々の傑作ゲームを生み出してきた宮本茂による『ピクミン ショートムービー』の特別上映も実施される。

一方、リアルなロボット描写など、革新派ダイナミック映像系のアニメも充実。押井守監督が満を持しておくる『GARM WARS The Last Druid』(14)は、かつてないほど高いレベルでCGと実写を融合させたハイブリット・アニメとなっており必見だ。また「攻殻機動隊」の士郎正宗原作SFコミックの前日譚を描く『アップルシード アルファ』(14)も、映画シリーズ3作目にしてますます映像技術に磨きがかかっている。

そして、他とは一線を画すドラマ系アニメ映画も力作が揃う。手塚治虫にも影響を与えた辰巳ヨシヒロの自伝的劇画マンガを映画化した『TATSUMI マンガに革命を起こした男』(11月15日公開)は、シンガポール出身の監督が人間味溢れる人物像と作品を見事に具現化しており、イチオシの作品。そして映画「クレヨンしんちゃん」シリーズで子供たちだけでなく大人からも絶大な支持を得た、原恵一監督の最新作『百日紅(仮題)』のスペシャルプレゼンテーションにも期待したいところ。

こうして総じてみると、アニメという一大ジャンルを多角的に捉えたラインナップになっていることが分かる。実写やアニメ、ゲームといったジャンルの垣根を飛び越えた“今の時代”を象徴するような作品たちに期待は高まるばかり。今年のアニメ映画枠の増加で、よりいっそう東京国際映画祭が盛り上がるのは間違いない!【トライワークス】