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人間を相手にするときも動物を相手にするときも、仲良くなりたいときにはコミュニケーションが必須です。「ほめる」という行為は、相手を認めることであり、好感を持ってもらいやすい方法だと言えるでしょう。動物の中でも猫は、飼い主の感情に非常に敏感なもの。正しい褒め方で、猫との距離を近づけましょう。

■ほめられるのが好き

猫は大好きな飼い主さんにほめられることが、とても好きです。だからこそ「正しいほめ方」を実践して、猫の心に正しく届けば、飼い主さんとの関係を非常に良好に出来るのです。

まずはこのことを、しっかりと頭に入れておいてください。「どうせ言葉は伝わらないから」と諦めるのではなく、猫をほめたいときには、素直に口に出し、行動に移すことが大切なのです。

■子猫をほめるとき

子猫を家に迎えたときは、人間との信頼関係を構築するうえで非常に重要な時期となります。積極的に子猫をほめてあげましょう。ほめるタイミングとして適しているのは、トイレトレーニング中にきちんと出来たときや、自分の名前を理解しそばに来てくれたときなどです。人間ほど言葉を理解できるわけではないので、ほめるときには猫にもわかりやすい方法をとる必要があります。例えば「いいこね」など、いつも同じほめ言葉を使うのも良いでしょう。同時に、猫がなでられて気持ちが良いと感じる部位を、思う存分なでてあげてください。猫に「ほめられることは気持ちが良いこと」とインプットさせましょう。

■成猫でもほめてあげる

ほめられて育った子猫が、それを好む猫に成長するのは当たり前のこと。飼い主さんとの意思疎通が上手くできるので、良い関係を構築していけるでしょう。また、猫をほめることは、成猫を相手にするときでも有効な方法です。子猫と同じように、トイレが上手くできたとき、また家族を玄関でお出迎えしてくれたときなど、飼い主さんにとって嬉しいことをしてくれたときは、きちんとほめてあげましょう。

ほめ方は子猫と同じで大丈夫ですが、理解できる言葉の数が子供のころよりも増えているはずなので、ほめ言葉にバリエーションを持たせても良いかもしれませんね。きっとその意味を理解してくれるはずです。

■ほめ方のコツ

猫をほめるときには、少々大げさなくらい感情を伝えてあげてください。言葉だけで「いいこね」と言っても、猫には伝わりません。本当に「いいこね」という気持ちを込めて、オーバーにほめてあげましょう。また、注意が必要なのが「ほめるときにおやつをあげる」という方法です。猫は賢い動物なので、「もらえないなら、やらない」など、悪い意味で学習してしまう可能性も高いので、おやつをあげるかどうかは、猫の様子を見ながら判断しましょう。

ほめられるのが好きなのは、人間も猫も同じです。ぜひ「猫に伝わるほめ方」を身に付けて、コミュニケーションを楽しんでみてください。

(画像提供元:うだま)

(ファナティック)