韓国の現代(ヒュンダイ)自動車の中国における合弁企業である北京現代は10日、小型SUV「ix25」を広州市で発売を開始した。中国メディアの毎経網は16日、北京現代の権赫東副総経理が「日系車が幅を利かせる広州市でix25を発売することは、北京現代が日系メーカーに挑戦するうえで重要な一歩」と語ったことを伝えた。

 記事は中国で日系自動車と韓国車が激しいシェア争いを展開しているとし、セダンタイプの乗用車市場では韓国車が日系車を猛烈に追い上げていると紹介する一方、SUV市場では日系車が韓国車を引き離していると紹介。

 日系車と韓国車のシェア争いに対し、北京現代は2012年に中国華南地区におけるシェア向上を目的とした戦略を打ち出していたことを紹介したうえで、自動車業界内の見方として「日系車が大きなシェアを持つ広州市で北京現代がix25を発売したことは、“日系車の勢力エリアに殴り込みをかける”ことを意味する」、「日系車と韓国車の競争が激化する」などと伝えた。

 さらに記事は、12年に打ち出した戦略によって北京現代の広東地区での販売台数は以前より40%増、市場シェアは6%まで上昇していると紹介し、また権赫東副総経理がix25の広東市場への投入の最たる目的は「広東市場での影響力をさらに拡大すること」と述べたことを伝えた。

 中国汽車工業協会のデータによれば、14年1-9月の中国のセダン市場における日系車のシェアは15.06%、韓国車は8.99%だった。日韓のシェアの差は前年同期の6.39%から6.17%まで縮小しており、現在は韓国車が日系車を追い上げていると言える。一方、SUV市場では韓国車の販売が不調であったため日韓のシェアの差は開いているが、記事は「北京現代はix25投入で日系SUV車への反撃を開始する」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Ken Wolter/123RF.COM)