セルジオ越後が日本サッカー界に嘆き「俺は一度も”海外組”と呼ばれたことがない」

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 16日(木)、東京都八丁堀のFootball★Plazaにて、サッカー界の辛口ご意見番として知られるセルジオ越後氏をゲストに迎えて、サッカーキング統括編集長 岩本義弘とアギーレ新監督の下、新たに始動した日本代表について語り尽くす『サッカーキング スペシャルトークライブ(協賛:コロナビール)』が開催された。

 トークライブはアギーレ監督率いる新生日本代表のこれまでの4戦を振り返るとともに、日本サッカー界と世界との差がいかほどあるのか、日本代表が世界と対等に戦っていくためにはどんな未来図を描くべきなのか、多岐にわたる話題で盛り上がりを見せた。

 多くの日本人選手が海外へと渡る日本サッカー界の現状についてセルジオ越後氏は、「海外に選手を送り出すだけでは意味がない。選手は日本の財産なんだから、メディアも海外へ行って活躍できない選手を無理に大きく取り上げて”海外組、海外組”と人気ばかりを作り上げるのではなく、日本のサッカーやJリーグの価値を上げる環境作りにも取り組まないといけないでしょ」と辛口に言及しながらも、「しかし俺は40年前に日本に来て、一度も”海外組”と呼ばれなかったな。呼んでほしかったんだけどな(笑)」と、しっかりと笑いも誘っていた。