【アイドル】でんぱ・ベビメタ・モー娘。世界規模に人気拡大! “海外ファン”の反応を調べてみた

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2010年前後を境にして叫ばれるようになったアイドル戦国時代。今やそれすらも飛び越えて、アイドル業界はいよいよ過渡期へと差し掛かっている。メジャーから地下アイドルに至るまで、全国で活躍するユニット数は把握しきれないほどに増加、飽和状態とも思えるような国内のアイドルシーンだが、昨今では、様々なユニットの海外進出も目立つ。

海外ファンも絶賛!でんぱ組.incのPV動画

直近では、BABYMETALがワールドツアーやレディー・ガガのオープニングアクトを務めたほか、モーニング娘。'14のニューヨーク単独公演も大きな話題となっていたが、果たして海外の人たちはどのような反応をみせているのか。

今年、海外での活躍が目立ったでんぱ組.inc、BABYMETAL、モーニング娘。'14の3組を例にとり、それぞれの来歴を振り返ると共に、YouTubeや海外のAmazon.comでみられたコメントを一部より抜粋してみたい。

■でんぱ組.inc

ライブ&バー「秋葉原ディアステージ」をきっかけに、2008年より活動をはじめたユニット。メンバーは、成瀬瑛美、最上もが、相沢梨紗、古川美鈴、夢眠ねむ、藤咲彩音の6人。

海外進出への足がかりとなったのは、2012年11月に台湾で行われた「Roomslink/"渋原服祭"NIGHT OUT」への出演。以降、ジャカルタ、香港などアジアを中心に、2013年には、フランスの「Japan Expo」や北米の「Japan Expo USA」への出演も果たした。

アルバム『WORLD WIDE DEMPA』を発売するなど、海外展開をさらに意識した活動も目立つ中、2014年、「東アジア文化都市 2014 横浜」の広報親善大使にも選ばれている。

YouTube『ちゅるりちゅるりら』MVの公式動画を見た海外からのコメントより

・かつて観たJ-POPのMVからしても、一番の傑作だ!
・日本語が並ぶ中、外国人の一人としてコメントするのを誇りに思いたい!
・でんぱ組.incって侍なのかい?
・MVの内容が理解できずとも大好きだ。自分自身が「オタ」だというのを誇りに思っている!
・フー! でんぱ組.inc! スウェーデンから愛を込めて。
・楽曲というよりも、でんぱ組.incの映像はどれも好きだ。

■BABYMETAL

2010年に、さくら学院内の課外活動ユニット「重音部」として始動。メンバーは、ヴォーカルのSU-METALと、ダンスなどがメインのYUIMETALとMOAMETALの3人。昨今ではサポートメンバー「神バンド」の存在感もきわだっている。

海外進出の布石は、2012年11月にシンガポールで行われた「Anime Festival Asia Singapore 2012」。以降、日本国内での『LOUD PARK 13』参戦などを経て、アイドルと呼ばれつつもメタルアーティストとしての色を強めている。

2014年にはフランス、ドイツ、イギリスでの単独公演、海外での大規模メタルフェスへの参戦などのワールドツアーを展開。2014年11月にはロンドンへの凱旋、NYでの単独公演も予定されており、翌2015年には「日出づる国」での第3章がスタートすると予告されている

初アルバム『BABYMETAL』に寄せられたAmazon.comでのレビュー

・当初はJ-POPとメタルの融合を認めていなかったが、『ギミチョコ!!』MVですぐにハマった。
・SU-METALの歌う『悪夢の輪舞曲』には、彼女の持つ才能がすべて詰まっている。
・YUIMETALとMOAMETALのパフォーマンスは、いたずら心をもたらしている。
・大ファンになってきた。閉塞感のあったメタルの世界にとって、新鮮な空気を与えてくれた。
・サイドバーでふと見かけたベビメタ。『Catch me if you can』で心がキャッチされた!
・ダブステップ、レゲエ、ラップにまで手を出すとは、これまで味わったことのない作品だ。

■モーニング娘。'14

老若男女の誰もが、語らずとも知っているだろうアイドルユニット。1997年の結成以来、ユニット内での新メンバー加入や卒業、脱退を繰り返して現在に至る。歴代最長を誇る在籍期間となったリーダー・道重さゆみが、2014年11月末をもって卒業。時期は前後するが、9月には12期メンバーとなる4名が加入し、新たな展開が期待されている。

10月5日には米・ニューヨークのBest Buy Theaterにて単独公演を成功に収めた。かつてより海外でも注目されており、英語での表記「Morning Musume。」も定着しているほか、過去にはフランスで行われた「Japan Expo」などにも出演。各国を行脚する「世界握手会」も開催した実績がある。

YouTube『TIKI BUN』MVの公式動画を観た海外からの反応より

・地球上で生まれたこのファンキーな曲にたくさんの愛を注いでみせるぜ!
・「TIKI BUN」とは何ですか? レコードをスクラッチするオノマトペですか?
・最も悔やまれるのは、さゆ卒業前にライブを見られていないことだ。チリより。
・炎上しても恐れないとは、つんく♂からモー娘。への応援歌。モー娘。はまた進む!
・先日のNYライブを観て、この歌とモー娘。がもっと好きになったよ。
・モー娘。は年月と共に進化を遂げている。この曲もキャッチーでとてもいい!

さて、限られた事例とはなったが一部のコメントを抜粋してみた。各ユニットごと、または、他のユニットへ向けた発言も調べる中で新たに疑問として浮かび上がったのは、そもそも何をきっかけに海外の人たちは「ユニットの存在を知ったのか?」ということだった。

日本であれば様々な情報を取得するのも容易であり、対バンイベントも各所で行われている中、好きなユニット目当てに足を運ぶ先で新たな興味が生まれてくる事例も少なくない。一方、すべてに当てはまるとはいえないものの、やはり、YouTubeやAmazon.comなどの関連リンクから存在を知るケースも少なくないようにみえた。

また、昨今では「クールジャパン構想」も経済政策のひとつに上げられているが、日本文化としての「アイドル」に括られるのではなく、それぞれのユニットが個別に評価されている側面もかいまみえた。

今後ますます加速していくと思われる、アイドルたちの海外進出。日本国内で火が付くのを待つのではなく、海外で火が付いていわば「逆輸入」となるユニットも登場してきそうだ。