京都トークで盛り上がった女性キャスト陣

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アジア各国で女優、プロデューサーとして活躍する杉野希妃の初監督作「マンガ肉と僕」が10月18日、京都市内で開催中の京都国際映画祭で完成披露試写会として特別上映され、主演・プロデュースを兼ねた杉野監督、共演の徳永えり、ちすんが、イオンシネマ京都桂川での舞台挨拶に臨んだ。

今作は京都で撮影されただけに、杉野監督は「溝口健二監督がすごく好きなので、この作品を撮るにあたって参考にさせて頂きました。京都で撮らせて頂いているということ自体が光栄。どこをとっても絵になりますよね」とニッコリ。徳永とちすんは大阪出身で、「実家に帰ると、ひとりで貴船などに行って散策しています」(徳永)、「ちょっと年いってから嵐山へデートに行ったりしました」(ちすん)と京都にまつわる話で盛り上がった。

今作は、「女による女のためのR-18文学賞」(新潮社)の受賞関連作を映画化する「R-18文学賞」シリーズの第3弾。朝香式氏が、過去最高となる821作の応募が寄せられた第12回で大賞を受賞した作品だ。大学生活になじめない青年ワタベ(三浦)は、女子生徒たちから嘲笑されている太った熊掘サトミにつきまとわれ、家にまで居つかれてしまう。その頃、ワタベはバイト先で菜子(徳永)と知り合い、ひかれていく一方でサトミの存在がわずらわしくなっていく。

杉野監督は、16日のオープニングセレモニーには出席したものの、この日の舞台挨拶は欠席した三浦貴大を「すごい役者さんですよ。吸収力が素晴らしく、私のひとことで『分かりました』と理解してくださり、こちらの望んでいることをやってくれる。『アメイジング!』と思っちゃいました。共演の2人も強く同意し、「何でも受け止めます、と言ってくれた」(徳永)、「優しい方。待ち時間も普通に接してくださる」(ちすん)と最敬礼。それでも、杉野監督の「今いないのにほめるのが悔しい」という言葉に、再び同調していた。

また、ちすんは渋谷のカフェで初めて杉野監督と対面したそうで、「『うわっ』と思いましたよ。めっちゃキレイやないですか。役のことよりも、そっちにドキドキしちゃいました」と振り返る。“1人3役”に臨んだ杉野監督は、「すごくアドレナリンが出る反面、自分の演技に満足をしたことがないのに、監督としてOKを出さなければいけないことに葛藤し、自問自答を繰り返しながら撮っていました」と明かした。

京都国際映画祭は、19日まで。

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