役所広司、原田美枝子の手形が完成!

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第146回直木賞を受賞した葉室麟の原作を映画化した『蜩ノ記』の初日舞台挨拶が10月4日にTOHOシネマズ日劇で開催され、役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子、小泉堯史監督が登壇。このほど役所と原田には、これまでの日本映画界への功績が称えられ、日比谷・合歓(ねむ)の広場に“手形”を残すことが決定。岡田と堀北に見守られながら舞台上で手形作りを行い、役所は「横綱になったような気持ち」と嬉しそうな笑顔を見せた。

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映画の街・日比谷のシンボルとして、歴代の名優たちの手形が飾られている合歓の広場。日本人としては、1992年6月の緒形拳以来22年ぶり、また同一作品出演の2名が同時に手形をとるのは初めてのことだ。先輩2人の輝かしい姿に、岡田は「僕たちもいつか」と堀北と顔を見合わせ、堀北も「歴史的な瞬間に立ち会えて嬉しい」とニッコリ。役所は「いつか『蜩』の家族で手形が並ぶといいですね」と話すと、会場からも大きな拍手がわき起こっていた。

本作は、10年後の切腹を命じられた元郡奉行と、その監視役となった若い武士との交流を通して、人間同士の崇高な絆を描く物語。黒澤明監督の愛弟子、小泉堯史監督がメガホンをとった。会場には、長年、黒澤映画の記録を務めた野上照代さんが駆けつけ、客席から「黒澤さんの声が聞こえました。『小泉、うまくなったなと。100点満点やるよ』と言っている」と野上さんが声をかけると、小泉監督は「嬉しくて涙がでてきます」と感無量の面持ちだった。

劇中では、役所と岡田が“師弟関係”を演じているが、岡田は、「役所さんの現場でのあり方を見たスタッフの皆さんから、『お前もああいうふうになってくれ』と言われて。『日向ぼっこをして、力まず。あれが達人の域だ』と」と述懐。「皆さんに愛されている役所さんの姿を直に見させていただいて幸せだった」と喜びをかみしめた。一方の役所は「本当に立派な青年。時間がある時はいつも刀を振っていました」と岡田の姿勢に惚れ惚れとしていた。【取材・文/成田おり枝】