人気ドラマ『デクスター』の影響で少年が殺人を犯す(画像はfacebook.com/dexterのスクリーンショット)

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2006年に始まったマイケル・C・ホール(43)主演の人気ドラマ『デクスター 〜警察官は殺人鬼』が、イギリスで暮らすある少年を殺人に駆り立てたとして大騒動になっている。

2013年まで続いたドラマ『デクスター 〜警察官は殺人鬼』は、主人公がシリアルキラーという斬新な筋書きが支持され、世界中の多くの国々で大ヒットした。しかしこのドラマに影響された英国の少年(当時16歳)が、なんと17歳の恋人エリザベス・トーマスさんを惨殺するに至ったという。

少年の名はステーヴン・マイルズといい、自宅でエリザベスさんを殺害した後は父親の持っていた道具を使い遺体を解体。その後、女きょうだいに殺害を告白して陰惨な現場を見せたというから恐ろしい。

自閉症と診断されていた少年は、家族に「エドという名の分身に誰かを殺すよう命じられた」と話しているそうだ。また少年は弁護団に対し、「自分とドラマのキャラクターには共通点が多い」とも語ったとのこと。彼は未成年のため終身刑は免れたものの、25年の懲役を言い渡されている。

ちなみにドラマの影響とされる殺人事件は過去にも起きており、少年の弁護士は「若者が暴力的な番組に影響を受け、実際の殺人に至る証拠となった」と今回の事件を語っている。

※画像は、facebook.com/dexterのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)