『少女は異世界で戦った』の清野菜名、武田梨奈、花井瑠美、加弥乃(写真左より)を直撃

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花井瑠美、武田梨奈、清野菜名、加弥乃。『デスノート』シリーズの金子修介監督が揃えた、アクションのできる若手女優4人である。その期待に応えた花井たちが、スーパーアクションを魅せたのが『少女は異世界で戦った』(9月27日公開)だ。それぞれの身体能力を生かした技には思わずうなる。4人にインタビューし、撮影秘話を聞いた。

【写真を見る】フリフリ衣装がキュート!アイドルのシーンに胸キュン/[c]2014『少女は異世界で戦った』製作委員会

2024年の核の存在しない日本の理想郷と、その平和を脅かす我々の世界とのパラレルワールドを舞台に、4人の美しき戦士たちが剣と武術を駆使して、巨大な組織に立ち向かう。彼女たちは、劇中でi.Dollsというアイドルグループを結成し、ダンスや歌も披露している。花井はアイドルのシーンについては全然恥ずかしがらずにできたと言う。「自分とは全然違うキャラだからこそ、一番乗れたし、楽しんでやれました。もともと新体操も音楽を聴きながら踊ったり、ポーズを取ったりするので。ああいうしゃべり方は役じゃないとできないし、監督からもアイドルのシーンを撮っていた時が『いちばんテンションが高いね』と言われました」。

武田は苦戦したようで「アイドルを見るのは大好きだけど、自分がやるとなると恥ずかしくなってしまいました」と苦笑い。「ただ、本番でエキストラの方がすごくコールをやってくれたので、だんだん乗ってきちゃって、後半はすごく楽しかったです。アイドルってこうなんだと思いながらやりました」。

清野は「私も最初は恥ずかしかった。アイドルの役は全くやったことがなかったし、自分の性格とも全然違っていたので難しかったです。だから、加弥乃っちを見習わなければと、ずっと思っていました」と告白。加弥乃は、元AKB48の初代メンバーである。花井もうなずき「アイドルは加弥乃っちが筆頭だったから、いろいろと教えてくれたりしました」と言うと、清野も「お互いにみんなで助け合って、できないものを一緒に埋めていくという感じでした」と振り返る。

加弥乃は、AKB48時代を振り返り「AKBをやっていたのはすごく昔の話。小学生の時だったので、あまり覚えてないんです。もう20歳になりましたから。でも、マイクを持った時はテンションが上がりました」と笑顔を見せた。

それぞれの個性を生かしたアクションの見せ場が散りばめられている本作について、花井は「アクションができる女優さんが増えてきたことは、すごく良いことだと思います」と言う。「でも、どんなにアクションをやりたくても、アクション映画がなかったらできない。だから、私たちのような女優が頑張らなきゃいけないとも思います。でも、私は元々、『息もできない』(09)みたいに、メンタルをえぐられるような映画が好きなんです。だから、そういう映画にも出演したいです」。

武田は、金子監督が「第二の志穂美悦子を育てたい」という言葉がとても響いたそうだ。「私も志穂美悦子さんを尊敬していますし、日本では女性でアクションを作り上げた人は志穂美さんしかいないので。でも、私は、ただそれを受け継ぐとか真似するとかってことはしたくないんです。もちろんとても尊敬している方なので、志穂美さんを見習って、私は私で新しい時代を作っていけたらと」。

現在公開中の園子温監督作『TOKYO TRIBE』でもアクロバティックなバク転などを見せている清野は「アクションがない役、普通の役にも挑戦していきたい」と語る。「アクションの仕事をいただいたら、できれば今回みたいにスタントなしでやりたいです」。

加弥乃は「アクションは体が動く限りやっていきたい」と言う。「この作品の撮影が終わってからも、今回お世話になった方にいろいろと他のアクションも教えてもらって、撮影当時よりもできる技が増えました。私は、武田梨奈ちゃんとか今いるアクション女優さんと肩を並べるのは無理なんです。やってきた年数が違うし。でも、もっと自分の得意なものを出して、今回のような作品でまた一緒にやりたいです」。

現場ですっかり意気投合した4人。「続編がやりたい!」「撮影が楽しかった」という意見が数回飛び交ったが、確かにもっともっと彼女たちのアクションが見たいと思わせる作品になっていた。是非この4人に、日本のアクション映画界を牽引していってほしい。【取材・文/山崎伸子】