握り1貫30円から―大井町・東小路の立ち食い寿司「いさみ寿司」

写真拡大

●握り1貫30円からの格安寿司
大井町駅東口といえば、東小路や平和小路、すずらん通りなど、迷路のように入り組んだ細い路地が交錯し、昭和の下町風情全開の飲み屋や食堂が60〜70軒が集まる城南地区屈指の横丁街。その東小路を入ってすぐの『いさ美寿司』は、この地で55年も営業している老舗の立ち食い寿司店だ。

カウンター9席の小ぶりな店だが、築地・太田の各市場で店主自ら目利きした近海物のネタと千葉・館山、長崎から直接買い付ける地魚を格安で握ってくれるのが魅力。
ネタは、げそ30円からうに200円(いずれも1貫、注文は2貫付け)で中心価格帯は100〜140円。しっかりすだれで巻く細巻きは160円からで、お好みで握ってもらっても2000円程度でおさまる気軽さだ。

●長崎の白身、青物を中心とした地魚にこだわり
18歳から先代店主のもとで働きはじめ、途中、他店で修行を重ねながら18年前に3代目として店を任された現店主の藤田正明さんがこだわるのは、長崎から仕入れる地魚。「日々の水揚げによってネタは変わりますが、なるべく地場の魚を送ってもらうようにしています」というように、イサキ、カンパチをはじめ五島サバ、マトウダイ、イトヨリ、レンコダイなど白身、青物を中心とした日替わりのネタを楽しみに訪れる常連客も多い。

すべての寿司ネタは400円程度で量や添え物を加減してつまみにしてくれるので、「近くの飲み屋さんで一杯やった後に寿司で〆るというお客さんから、うちのネタをつまみにお酒を飲みながらお寿司まで、というお客さんまで楽しみ方はさまざまです」という藤田店主。

近年は、立ち飲み店めぐりを趣味にする女性グループも多いことから、女性客の姿も目立つ。
お好み握りでも安く楽しめる『いさ美寿司』だが、はじめて注文するなら「おまかせ握り」1200円がオススメだ。白身と青物は日によって多少変わるが、まぐろ2貫にぶり、いわし、えび、いか、ほたて、こはだ、かつおが各1貫と鉄火巻きがセットになって、この価格はお得。

ここから、お好みで追加をするといいだろう。

【店舗データ】
店名:いさ美寿司
所在地:東京都品川区東大井5-3-13
営業時間:18:00〜23:00
定休日:日・祝
HP:なし

【その他メニュー名 価格】
・いか60円
・あじ、いわし 各100円
・まぐろ、さば、甘海老、たこ 各120円
・缶ビール、日本酒、焼酎 各400円