今季未だ無失点のバルセロナ…スペイン紙が分析する好調要因と課題

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 リーガ・エスパニョーラ開幕から5節が経ち、4勝1分と好スタートを切ったルイス・エンリケ監督率いるバルセロナ。スペイン紙『アス』はこれまでのバルセロナのパフォーマンスを分析している。

 同紙はまず、「チームが好調の最大の要因はふたつある」と主張。「試合のラスト15分に最も決定機をつくっており、体力が最も厳しい時間帯でチームのパフォーマンスがあがっている。そのため、各選手のコンディションがいいことが伺える」と、ひとつはフィジカルコンディションの良さを挙げている。

 もうひとつの要因はディフェンスとしており、「リーグ5試合でバルセロナはいまだに失点をしていない。第5節のマラガ戦は低調な内容だったが、失点をしなければアウェーでも勝点1を奪えることを実証したゲームだった」と、守備面を評価した。

 しかし、「バルセロナにはアタックが足りない」と問題点にも言及。「昨シーズン、アルゼンチン人監督ヘラルド・マルティーノが率いたバルセロナは開幕から5試合で18ゴールを決め、開幕5連勝を飾った。一方、ルイス・エンリケのチームは5試合で11得点だ」と、昨シーズンとのゴール数を比較した。

 そこから、「バルセロナの得点がなぜ少ないのか?」と問題提起すると、「それは選手のシュートの精度、的中率の問題ではない。シュート数が昨シーズンよりも少ないからだ。昨シーズンは開幕5試合で枠内に52本のシュートを打っていた。今シーズンは開幕5節で30本だ。そのことは第5節に引き分けたマラガ戦でも数字の上で立証されている。バルセロナはマラガ戦で枠内シュートがゼロだった」とシュート数の少なさを指摘している。

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシについては、「今シーズンのメッシはリーグですでに5アシストしており、そのパスでも決定的な仕事を果たしている」と評価する一方で、「昨シーズンの開幕5節で6点を記録しているが、今シーズンは3得点。メッシの得点数が半分に減っていることも事実で、それは彼自身のシュートが少なくなっていることが要因のようだ」と、昨シーズンに比べてエースのゴール数が少ないことも言及。さらに、「メッシは昨シーズン開幕5試合で15本シュートを打ったが、今シーズンは7本だ。チーム同様、エースのシュート数が昨シーズンに比べて少なかった」と、チームをけん引するエースのシュート数が影響していると分析している。

 そして同紙は最後に「バルセロナは得点力をあげるためにシュート数を増やすこと、決定機をつくる場面を増やすことが課題として挙げられるだろう」と今後の課題を指摘した。

 バルセロナは、27日に行われるリーガ・エスパニョーラ第6節でグラナダと対戦する。