中国メディアの騰訊科技は25日、サムスン電子がモバイル部門に所属していたソフトウェア開発者をほかの部門に移動させる決定を下したと伝えるとともに、モバイル機器向けのオペレーティングシステム(OS)「タイゼン」にかんし、「開発者の数を減らすことを意味する」との見方があると紹介した。(イメージ写真提供:(C)  Mingman Srilakorn/123RF.COM)

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 中国メディアの騰訊科技は25日、サムスン電子がモバイル部門に所属していたソフトウェア開発者をほかの部門に移動させる決定を下したと伝えるとともに、モバイル機器向けのオペレーティングシステム(OS)「タイゼン」にかんし、「開発者の数を減らすことを意味する」との見方があると紹介した。

 記事は、サムスンのモバイル部門に所属していた約500人のソフトウェア開発者のうち、一部がテレビやインターネット、プリンターなど他の部門に移動することになったと紹介する一方、モバイル部門に残る開発者の人数については「まだはっきり分からない」と伝えた。

 続けて、サムスンがモバイル部門のソフトウェア開発者を減らす理由について、サムスンが「モノのインターネット(IoT)に向けた企業全体のソフト力を強化し、タイゼンとの相乗効果を高めるため」との声明を発表したことを紹介した。

 一方で記事は、サムスンがモバイル部門の開発者を減らすことは、「タイゼンの開発に携わる開発者の数を減らすことを意味する」との見方があると指摘した。

 現在、サムスンのスマートフォンなどに搭載されているOSはGoogleのOS「Android(アンドロイド)」だとし、サムスンはタイゼンの開発を進めているものの、タイゼン搭載のスマートフォンは今なお発売されていないと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)  Mingman Srilakorn/123RF.COM)