兄弟でウルトラマン、仮面ライダーを演じて話題にもなった杉浦太陽(左)とタカオ(右)

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クリスチャン・ベール主演のクライムサスペンス「ファーナス 訣別の朝」の公開直前となる9月25日、切っても切れない兄弟の絆が描かれる本作にちなんで、兄弟ともに俳優として活躍する杉浦太陽と杉浦タカオによるトークイベントが行われた。

普段から仲が良いが、仕事の場で肩を並べるのは久しぶりということもあり、兄の太陽は「プライベートをのぞき見されているような気持ちです」と照れくさそう。作品を鑑賞した際も、太陽は兄の視点、タカオは弟の心情がよく理解できたという。劇中の兄弟と自分たちを重ね合わせつつ、太陽は「兄は弟が心配で仕方ないものなんです。逆に弟はヤンチャで、兄を見ながら自由にやってるんですね」と語り、タカオも「ウチも兄貴の方が真面目だったので、それを見て『これは大丈夫』『これはダメ』と考えてましたね。親じゃなくて兄だからこそ、うっとうしいところもあるけど、ピンチになったら助けなきゃという気持ちもある(笑)」とうなずく。

上京後は結婚して家を出るまでずっと2人で暮らしており、仕事面でも兄弟だからこそ相談できたことも。タカオが俳優を始めた頃は、家で台本を読み、太陽がアドバイスしていたという。それ以前に太陽が「ウルトラマンコスモス」に出演した後、タカオにも「ウルトラマン」のオファーがあったが、音楽活動1本に絞っていたタカオがオファーを断ってしまったそうで、太陽は「せっかく兄弟でウルトラマンやれるチャンスだったのにどういうこと? と思った」と懐かしそうに振り返る。タカオはその翌年から俳優活動をはじめ「劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE」でデビュー。結果として兄弟でヒーローを演じることになったがタカオは、「兄貴が先にやっててくれて助かった」と語る。

これまでケンカは数えるほどで、仕事を始めてからは1回きり。「互いに胸ぐらをつかんだけど、プロなので(顔に傷を付けるわけにいかず)それ以上にならない(笑)。家に帰って玄関先で座り込んで、朝までずっとしゃべってました」(タカオ)。

普段は言えない互いへの思いを問われると、2人とも口を揃えて「いまの僕がいるのは弟/兄貴がいるから」と少し恥ずかしそうに感謝を口にした。

「ファーナス 訣別の朝」は、クリスチャン・ベールが兄を演じ、ベールの要望でケイシー・アフレックが弟役に。「クレイジー・ハート」のスコット・クーパーが監督、レオナルド・ディカプリオ、リドリー・スコットが製作に名を連ねる制作布陣で、過酷な現実の中で大切なものを失い続けた男が、それでも愛する弟のために戦うさまを重厚に描き出す。9月27日から全国公開。

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