Appleの公式リリースによるとiPhone 6/6 Plusは発売初週に1000万台の売り上げを記録した、とのこと。iPhone 6と6 Plusが発売されたのは2014年9月19日(金)なので、発売開始からたったの3日間で1000万台を売り上げたということになるわけですが、そんなiPhone 6と6 Plusの製造原価が判明しています。

Apple’s iPhone 6 Cost at Least $200 to Build | Re/code

http://recode.net/2014/09/23/teardown-shows-apples-iphone-6-cost-at-least-200-to-build/

What's inside an iPhone 6?

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リサーチ企業のIHSがiPhone 6と6 Plusを解体して分析した結果、iPhone 6の製造原価は200ドル(約2万2000円)から247ドル(約2万7000円)、iPhone 6 Plusの製造原価は216ドル(約2万3000円)から263ドル(約2万9000円)程度である、と推定しています。

iPhone 6の日本での販売価格は16GBモデルが6万7800円、64GBモデルが7万9800円、128GBモデルが8万9800円。iPhone 6 Plusは16GBモデルが7万9800円、64GBモデルが8万9800円、128GBモデルが9万9800円となっており、それぞれデータ容量が増えるごとに約1万円価格が上がっています。しかし、16GBモデルと128GBモデルの原価にはわずか47ドル(約5100円)の差しかありません。

なお、iPhoneが使用しているフラッシュメモリはMicronSK Hynix製のもので、フラッシュメモリ1GB当たり約42セント(約46円)を各社に支払っている、と推定されています。

iPhone 6/6 PlusのディスプレイはLGと日本企業製のものが使用されており、6のディスプレイが45ドル(約4900円)、6 Plusのディスプレイが52.5ドル(約5700円)。iPhone 6の4.7インチディスプレイの原価は4インチディスプレイのiPhone 5sのものよりもわずか4ドル(約430円)高いだけです。

iPhoneの表面を覆うガラスといえばコーニングが製造している「ゴリラガラス」で、iPhone 6/6 Plusでは2013年に登場した「ゴリラガラス3」が使用されています。

iPhone 6/6 Plusに搭載されているA8チップは台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)製造のものとのことで、サムスンがiPhone 6のCPU製造から外される可能性が噂されていましたが、これが事実となったことも明らかになっています。なお、Re/codeのライターによるとA8チップの製造はTSMCが60%、残りの40%をサムスンが担当しているとのことで、完全に製造から外されたということではない模様。そして、A8チップとこれをサポートするM8モーションコプロセッサの2つで、20ドル(約2200円)程度のコストがかかっているそうです。

また、iPhone 6/6 Plusに新しく搭載されたNFCチップはオランダのNXPが主な製造を担当しており、ユーザーインターフェースとセンサーを含めて22ドル(約2400円)の製造コストがかかっている、とIHSは推定しています。他にもオーディオ関連のチップはシーラス・ロジック、加速度計はインベンセンスBosch Sensortec、気圧計はBosch Sensortecが製造を担当しており、これらの部品を工場で組み立てる際のコストは4ドル(約430円)から4.5ドル(約490円)程度と考えられています。なお、iPhone 6と6 Plusの利益率はこれまでのiPhoneと変わらず70%程度とのことです。