パリス・バークレイ

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全米監督協会がテレビドラマ界における監督の現状について調査を行った。プライムタイムのエピソードで監督に携わる男女およびマイノリティの割合を調査したところ、81%が白人男性であり、女性監督はわずか14%にとどまった。米Varietyが報じている。

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さらに全米監督協会は、ネットワーク局、ベーシック・ケーブル局、プレミア・ケーブル局、インターネット・ストリーミング用の高額制作費ドラマを含める3500話以上を調査。全エピソードを見ると、69%が白人男性監督、17%がマイノリティの男性監督、12%が白人女性監督、マイノリティの女性監督はわずか2%だった。

また過去4年間に仕事をした監督の割合を見ても、白人女性監督は11〜12%、マイノリティの男性監督が13〜17%、マイノリティの女性監督が2〜4%とほぼ横ばい。白人男性監督が69〜72%と圧倒的に多いという状況は4年間ほぼ変わらないという結果になった。

この結果を受けて全米監督協会の会長パリス・バークレイは、「残念ながら、雇用状況を改善するために雇用側を説得するのは、まだまだ厳しいのが現状だ。だが、この結果を考えれば、これからも訴える価値はある。これは私たち皆に関係があることだ。文化人として、業界人として、そして監督として」と述べた。バークレイは、『Glee』『サン・オブ・アナーキー』『CSI: 科学捜査班』『グッド・ワイフ』など多数の人気シリーズで監督している。

さらにバークレイは続ける。「よく"多様性のある環境作りに誰もに責任がある"というが、結局、"誰もに"というのは"誰でもない"ということだ。今こそ、雇用の決定権があるスタジオ、ネットワーク、制作会社、そしてプロデューサーたちは、言い訳や責任転嫁をやめて、この国が保障する、本当の意味での雇用均等を実現するための努力を始める時だ」と、白人男性が優位という状況を少しでも改善できるように努力を呼びかけた。

また今回の調査では、今季(2013-2014年度)で女性監督およびマイノリティの監督を雇っていない23本の番組をリストアップ。 中にはHBO『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』、FX『ファーゴ』、NBC『ハンニバル』、ABC『よみがえり 〜レザレクション〜』など人気シリーズが含まれる。

一方、少なくとも50%のエピソードで、女性またはマイノリティの監督が担当しているシリーズには、Showtime『HOMELAND』、Lifetime『私はラブ・リーガル』、CBS『グッド・ワイフ』、ABC/FOX『モダン・ファミリー』などが挙っている。(海外ドラマNAVI)

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