世界大会での優勝経験があるヒップホップダンサーのISOPPこと、丸山悟史(36)が難病指定の後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう)を患っていることを18日付の自身のブログで明らかにした。今月18日と25日に手術を受けるという。

 後縦靭帯骨化症は、脊柱を縦走する後縦靭帯が骨化する疾患。神経根が圧迫されて知覚障害や運動障害等の神経障害を引き起こすとされている。

 ISOPPはこの1年間、身体に痺れを感じながらも公表せず隠してきたという。通常12ミリある首の神経が現在は3〜4ミリしかないようで「とてもデリケートな手術で失敗すると全身身体が動かなくなるか死にます」とし、「病院は3箇所行って1番信頼のおける先生にお願いする事にしました」と報告している。

 今年3月に医師から「死にますよ」と告げられ「かなりズドンときた。世の粗大ゴミと言われてもダンスだけにしがみついて生きてきたんだよ。簡単に言うなよ先生。ここで終わってたまるかよ。そう思って帰りの車の中で泣いた」とショックを受けたことも告白。

 また「今や両手両足シビレて身体もガタがきてる。平気な顔して踊っているがその場でターン1周するだけでバランスがとれないし、真っすぐ歩くのも困難だ」とし、「たとえ命を失ってもダンスを失っても僕は今日までの人生を誇りに思える」と現在の状況を説明している。

 「ダンスはもうムリ」とも言われながらも「僕にはこれしかない」と思いステージに立ち続けてきたというISOPP。「命を縮めるような真似ばかりして生き急いできたツケはむろん払うしかない」、「たとえ命を失ってもダンスを失っても僕は今日までの人生を誇りに思える」とも綴っている。