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佐藤二朗が主演を務める映画『幼獣マメシバ 望郷篇』が9月20日から公開をスタートする。本作はシリーズ4作目となり、DVDの売り上げは累計10万枚突破。このほど公開された約25分間の特別映像と、佐藤二朗のコメントから本シリーズの魅力を探る。

本作は、『幼獣マメシバ』(2009年)、『マメシバ一郎』(2011年)、『マメシバ一郎 フーテンの芝二郎』(2012年)に続く第4弾で、ドラマ版が放送されたあとに劇場版が公開されている。YouTube公式チャンネルで公開中の"豆柴・一郎"関連の動画再生数は累計150万を超え、DVDは10万枚を突破。ついにはカレンダーも発売されるなど、多くの人に愛される人気シリーズとなった。

主人公は佐藤二朗演じる独身男・芝二郎。口だけは達者なこの中年ニートが、幼いマメシバとの出会いをきっかけに新しい一歩を踏み出していく。シリーズ開始当初を「何回も芝二郎をやるとは思いもよらなかった」と振り返る佐藤。「小作品でも続くのはうれしいしありがたいこと」と語り、「他の日本映画にはない魅力もたくさんあると思う」と本シリーズならではの魅力があると見ている。

佐藤がまずその例として挙げたのが「まず僕が主役であること(笑)」。「普通は大スターが主役でしょう。当初、脚本の永森裕二さんと飲んだ時に、『今回ね、二朗さんが主役って、これ賭けなんだ』って(笑)。それ俳優の前で言うかって(笑)」と出演の経緯を明かし、「ただ、彼のその勇気、選球眼には応えたかった。役者のネームバリューでなく純粋にいいものを観たいというお客さんの期待にも応えたかった」と作品にかける思いを語る。

次に「セリフに『詩』があること」(例:「低空飛行しとけば落下時に軽傷で済む」など)。佐藤はこれを「この作品のポイント」と捉え、「主人公が癖をもつ作品もめずらしい。どちらかというと主人公は癖をつけず、アクの強いことは脇役に任せて。それが主流のような気がする。中年ニートという特異な設定だったので、ああいう癖をつけましたが、それはなかなかないこと」と他作品と比較。さらに、作品を重ねるごとに芝二郎のキャラクターとセリフが馴染んでいるという。

そして、やっぱりマメシバ一郎の愛くるしさ。佐藤は「動物と人間の距離感をここまでリアルに描いている作品は、今までの日本映画にはない」と断言。「ま、地味だからだけど(笑)」と付け加えながら、「ただ、それこそが多くの共感を呼んでいる勝因の1つだと思います」と分析している。

芝二郎は最新作『幼獣マメシバ 望郷篇』で、相棒のマメシバ一郎と共に幼なじみのべーちゃん(高橋洋)と一郎の弟・マメシバ三郎の住む鯨露島を訪れる。しかし、その三郎が何者かに連れ去られて行方不明に。二郎は失踪情報を求めて聞き込みを開始するが、巫女の小梅(竹富聖花)から三郎が「幸運を呼ぶ柴犬」として住民から崇め奉られていることを知る。

このほど公開された特別映像は、メイキング映像とキャストインタビューなどで構成され、佐藤が語った「動物と人間のリアルな距離感」の裏側も明かされている。これまでマメシバ一郎を"イチロウ"と"イチコ"の双子姉弟犬が演じてきたが、本作は一郎の弟・三郎も登場するため、シリーズ初の共演が実現。ところが、本シリーズのスタッフですら動物相手の撮影は一苦労で、時には姉弟喧嘩がはじまってしまうことも…。集中力が途切れるとスタッフは名前を呼んだり、物音を立てたり、好物のスルメを手に仕込んだりとあの手この手で2匹の興味を引く。それだけ手を焼く存在でも、イチロウ&イチコはキャストやスタッフにとって癒しの存在。皆、その魅力に「メロメロ」なのだという。

今月20日と21日には、「『二郎と一郎からの感謝状』授与式」と題したイベントが東京・イオンシネマ大宮ほかで開催予定。シリーズを見守ってきたファンへの感謝の気持ちを込めて来場者全員に感謝状が贈呈され、選ばれた1人に芝二郎と一郎から表彰状が手渡される。

■感謝状授与・舞台挨拶 スケジュール<日時:9月20日(土)>・イオンシネマ大宮  10:00の回上映前・シネマート新宿  14:10の回上映前・109シネマズ川崎  15:10の回上映後・Tジョイ蘇我  18:10の回上映後※登壇者(予定):佐藤二朗、郄橋洋、宍戸開(新宿のみ)、一郎、亀井亨監督

<9月21日(日)>・109シネマズHAT神戸  10:00の回上映前・梅田ブルク7  10:40の回上映後・シネマート心斎橋  12:30の回上映後・Tジョイ京都  14:50の回上映後・センチュリーシネマ  17:20の回上映後※登壇者(予定):佐藤二朗、一郎、亀井亨監督

(C)2014「幼獣マメシバ望郷篇」製作委員会