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アメリカ国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)は、ロボット開発次世代コンピューター開発、さらには銃弾誘導システムの研究などさまざまな次世代テクノロジーを研究・開発している機関として知られています。そんなDARPAが現在開発中のテクノロジーのひとつが「ElectRx」で、これは着用者のケガや病気を自然治癒で簡単に治してしまうという驚くべきマイクロデバイスです。

2014/08/26 President Obama Highlights New DARPA Program Aimed at Developing Novel Therapies Customized to Individual Patients

http://www.darpa.mil/NewsEvents/Releases/2014/08/26.aspx

DARPA’s ElectRx program: micro devices to make self-healing soldiers - SlashGear

http://www.slashgear.com/darpas-electrx-program-micro-devices-to-make-self-healing-soldiers-12345949/



「ElectRx」は閉ループ制御を使い着用者の自然治癒を促す、という装置です。DARPAでElectRxプロジェクトを主導する人物は、「ElectRxは、ペースメーカーのような小型機器に似たコンセプトで動作することになるだろう」とコメントしています。

ElectRxの装着者は生体データをモニターされることとなり、装着者は薬物などを摂取することなく自然治癒力を高めるために、専用の装着具か何かから体に刺激を受けることとなります。さらに、ElectRxは最低限の侵襲で、装着者の健康面に大きなインパクトを与えることができる、とのこと。

ElectRxは「健康維持」と「ケガの治癒」の両面に効果を発揮するとのことですが、研究によれば関節炎や自己の免疫に関する症状も治療できる可能性が高く、他にも心的外傷後ストレス障害(PTSD)のような精神面からくる病の治療にも大きな効果があると考えられています。

なお、ElectRxにはバイオセンサーと人間の体内に移植可能なデバイスが使用されることとなり、針で注射可能なくらいに小さくする必要もある、とDARPAは語っています。