台湾「地溝油」問題  被害業者1200社以上  対象商品の販売等禁止へ

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(台北 8日 中央社)食品会社「強冠」が廃油をラードと混ぜて食用油として製造、流通させていたことが判明し、大規模な回収騒ぎとなっている問題で、1200以上の業者が「地溝油」(下水油)と呼ばれるこれらの油を使用していたことが分かった。

衛生福利部食品薬物管理署(食薬署)は7日午後、記者会見でこれまでに1206の業者が問題の油を使用していたと発表。大部分が零細の屋台などだが、有名業者も一部含まれていた。「地溝油」を使った商品は136種類に上っている。

この事態を受け、行政院の江宜樺院長は先週までに商品の回収を指示。食薬署は8日午前0時から、今年3月1日から8月31日までに製造された油2種類の販売と使用を禁止し、これに違反した場合は6万〜5000万台湾元(約21万〜1億7500万円)の罰金を科するとしている。

油は少なくとも782トンが作られ、すでに300トン以上が回収されたが、強冠と取り引きしていた業者の中には現在も衛生当局の調査を拒んでいる食品企業などもあり、全容の把握には時間がかかるものと見られている。

(陳清芳/編集:齊藤啓介)