三船敏郎さんのドキュメンタリー製作へ

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9月6日(現地時間)まで開催された第71回ベネチア国際映画祭で、三船敏郎さんのドキュメンタリーが製作されることが明らかになった。

「ラスト・サムライ」「セカイのミフネ」などと称され、日本を代表する国際的な俳優として、「レッド・サン」(1971)、「ミッド・ウェイ」(76)など海外の映画にも出演を果たした三船さん。ベネチアとは特別に縁が深く、「用心棒」(61)と「赤ひげ」(65)で2度、主演男優賞に輝いている。さらに主演作「羅生門」(50)と「無法松の一生(1958)」は、金獅子賞を受賞している。

今回のベネチアには、三船さんの孫で三船プロダクション取締役の三船力也氏、共同プロデューサーのひとりである木藤幸江氏が参加。「赤ひげ」が50周年を迎える来年の第72回での披露を目指し、映画祭ディレクターのアルベルト・バルベラ氏に会い、企画のプレゼンテーションを行ったという。

監督を務めるのは日系3世でロサンゼルス在住のスティーブン・オカザキ。アカデミー賞短編賞を受賞した「Days of Waiting」(91)や、HBO製作のドキュメンタリー「ヒロシマナガサキ」(07)で知られる。オカザキは、「当時の彼の作品をあまり見ていない、今の若い世代にぜひ彼の素晴らしさを伝えたい。彼はブルース・リーよりも前にスターになり、彼以前には非白人の世界的なヒーローは存在しなかった。クリント・イーストウッドも彼から多大な影響を受けている。この企画にとてもエキサイティングしている」とコメントを発表した。

「Mifune: Last Samurai(仮題)」は9月15日に日本でクランクインし、さまざまな関係者にインタビューをする予定。来年のベネチアまでに完成を目指すという。(佐藤久理子)

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