夏休みも終わりとなると、ここ最近例年話題となるのが「宿題代行」サービスだ。

今年もテレビなどで何度も取り上げられたようで、ブログでは、
「画像入りの記事はこちら」

・こんなものを利用してカネで宿題を済ませようとする親が一番ダメ
・頼む方の親の教育をまずせにゃならんが、なんとかならんか!!
・親が一番おかしいが、そんなものを仕事として引き受ける業者がいるのもおかしい

などと、親への批判、業者への批判が目立っている。

教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏が、自身のブログで「詐欺罪」などと宿題代行を批判したことがネットニュースで広まったのを受け、

・尾木ママの言うとおり!!!! なんでもかんでも、お金で解決はよろしくないかと
・「犯罪」という言い方はともかくとして、バカ親が増えているからこんなことに
 なるんでしょ
・身内の場合はまだ笑い話で済んでも、「他人に金で依頼した」となると、尾木ママ
 指摘の様に「詐欺」とみなして良いだろう

と、尾木ママに賛同する声も多い。中には、孫の宿題の工作を手伝っていた人が、「手伝いも度を越すと犯罪か」「しまった、手を出しすぎたかな?」と反省する、ほほえましいブログもあった。

一方で、これを機会に夏休みの宿題自体を見直した方がいいという意見もあり、

・正直、宿題の多くはただの「作業」でしかなく、勉強嫌いにする効果しかないのでは
 ないかと、子供ながらに思っていた
・読書感想文とか書き方の指導もされないし、提出後も大したことにならない。だったら
 いらないじゃん
・学校の先生だってやっつけ仕事で作っているような夏休みの宿題。そんなもの不要だ

といった夏休みの宿題批判もある。いっそのこと夏休みの宿題を廃止にするという意見も、検討してみる価値があるのかもしれない。

そして、意外と多かったのが、

・こんなことをするぐらいなら「俺は宿題はやりたくないからやらなかった」という
 子がマシな気がする
・お金を払ってまで人にやってもらうくらいなら、堂々と忘れた方が良いじゃね〜か!
・自分の甥と姪には「終わらなかったら学校で怒られてこい」って言おうと思います

といった、宿題が終わらなかったことを素直に先生に言えばいいという意見だった。

実は宿題代行を利用するケースで多いのが、塾や受験勉強に専念させるために親が依頼するというパターンらしく、この場合は「やれなかった」のではなく「やらなかった」わけだが、ストレートに「宿題やらない宣言」をして先生に相談するという手もあるのかもしれない。

物議を醸す宿題代行だが、みんなで批判の声を上げ続ければ何かが変わる可能性はあるはず。夏の終わりとともにみんなが忘れてしまえば、来年の夏にはまた宿題代行業者が話題となることだろう。

(芦之由)