シリア男性誘拐事件 ジャーナリストによる「情報提供」に日本人総激怒

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中東・シリアで、日本人と見られる男性が現地のイスラム教スンニ派過激組織・ISISによって拘束、監禁されている事件で、ある日本人ジャーナリストがわざわざISISに対して、この男性の素性について確度の不明な情報をtwitter上で提供、男性の命をさらに危険なものにしたとして批判を浴びている。

「わざわざ殺させるために情報提供って、本当に許せんな」
「屑すぎる」
「普通に間接的に人を殺してるね。 」
「証拠のツイッター、本人が即行ロック中 ページトップに言い訳書いてる 」
「相手がどんな人間であっても 発覚すれば殺されると判ってチクったんだから 人を殺したと言われても仕方ない」

また、このジャーナリストのツイートで終わることなく、民主党の有田芳生議員までもが、元航空幕僚長・田母神俊雄氏と被害者と思しき男性のツーショット写真をリツイートしたことで、さらに男性の状況を深刻なものとすることに。田母神氏によると、この画像はファンサービスの一環だったようで、「彼との写真は私が何千人かと撮った写真の一枚」とのことだが、田母神氏は海外でもその存在を知られているだけに、件のジャーナリストのみならず、有田議員についても、「なぜこのタイミングでそんなことをするのか」「日本人が首を切られて喜んでるような奴が国会議員とか狂ってる」「有田芳生がISISのツイッターを自慢げにリツイートしてるけど何考えてんの?」と激 しい批判が殺到している。


現在のところ、男性の素性に関する正確な情報も、その安否についても不明な点が多く、また、現在進行中の事件であるだけに、迂闊には言及できないが、そうした緊迫した状況のなかで、インターネットを利用してこうした発言をすることで、男性の命がさらなる危険に晒されるであろうことは明々白々。良識ある日本人ユーザーは、くれぐれも遊び半分でこのような言動をとらぬよう、お願いしたい。

文・猪俣進次郎