知っていると得をする?Wordで100ページのサンプル文書を1秒で作る隠しコマンド

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Wordを使っていると意外に多いのが、資料に載せるサンプル文書だ。
「内容は何でもいいので、適当な文章の入ったサンプル文書を用意して」とか、言われる。しかし、急に言われても困る。以前の文書を使い回すのはアウトだし、他の人の文書を勝手に使うことはもっとアウトだ。

そんなときに重宝するのが、今回紹介するTIPSだ。これを使えば、そんなシチュエーションにも、スマートに対応でき、ビジネスシーンでの株もあがるだろう。

●サンプル文章入力用のコマンド =rand()
Wordの利用中、「フォントを確認したい」とか「段組のレイアウトを見たい」あるいは「文字の中に図が入った状態をチェックしたい」といったことはないだろうか。「Wordの機能を試したいので、とりあえず適当な文章が入力されていればいい」というシチュエーションが、ほぼそれに該当する。

そんなときおすすめしたいのが、今回紹介するTIPSだ。ズバリ、行頭に半角で「=rand()」と入力して改行してみてほしい。あら不思議、サンプルの文章が一瞬で入力される。

入力される文章はWordのバージョンによって異なる。また、Web版のWord Onlineでは、英語のサンプル文章が入力される。ただし、Mac版のWord 2011では入力されないのでご注意を。


【画面1】行頭に半角で「=rand()」と入力して[Enter]キーを押す


【画面2】サンプルの文章が自動的に入力される


【画面3】こちらWord 2007のサンプル文章


【画面4】Web版のWord Onlineでは、英語のサンプル文章が入力される

●なんと、パラメータを指定すれば100ページのサンプル文書も数秒で作成できる
Windows版のWordでは、パラメータも設定できる。設定方法は次のとおりだ(Word Onlineでは設定できない)。

=rand(段落数,1段落の文章数)

たとえば、1段落が5個の文章から構成された10個の段落を作るなら、「=rand(10,5)」と入力すればいい。いろいろ試した結果、100ページのサンプル文書を作るなら、次のように入力すればよいようだ。

=rand(99,33)

パラメータの数値を大きくすれば、もっと巨大な文書も作成できるが、実際に試してみたら、さすがのWordもウンウン苦しそうなので、あまりおすすめはしない。

この機能は、アプリケーション解説本を書いているライターにはけっこう知られた機能なのだが、一般的なビジネスパーソンには、あまり知られておらず、知らない人は全然知らなかったりする。
ビジネス資料や企画書の作成では、demo文書やサンプルのダミー文書が必要になったり、レイアウト見本が必要になったりすることがある。そんなときに、このTIPSを知っていれば、企画や業務に支障のないダミー文書を簡単に用意することができる。

知っていても使えるかどうか、使うかどうかは、その人次第だが、TIPSとは、だいたいそんなものだ。というわけで、面白いと思ったら、ぜひ一度、試して欲しい。


【画面5】「=rand(10,1)」とパラメータを指定した例。1つの文章からなる10個の段落のサンプル文章が入力された

井上健語(フリーランスライター)