沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり防衛省沖縄防衛局が、ボーリング調査の先に予定している本体準備工事の入札まですでに秘密裏に行い、大手ゼネコン・大成建設(東京都新宿区)が五十数億円で受注していました。(「赤旗」日曜版8月10・17日合併号で詳報)

 ゼネコン関係者によると、問題の入札が行われたのは6月上旬。工事名は「キャンプ・シュワブ仮設工事」。本体工事に先立つもので、作業ヤード(作業場)をつくるための埋め立て、美謝川の切り替え、土砂運搬用のベルトコンベヤー設置、仮設道路敷設工事などとなっています。

 入札契約適正化法では、公共工事について入札・契約情報の公表などを義務付けています。しかし同防衛局はこの入札情報を一切、公表しておらず、同法に抵触する疑いがあります。

 また、準備工事に入っている作業ヤードをつくるための埋め立てなどは、地元・名護市との協議・許可が必要ですが、それも整っていません。

 11月の沖縄県知事選で新基地建設反対派の知事が誕生することを懸念した政府・防衛省が、知事選前の本体工事着工で既成事実化を図る狙いです。