「ゼロの真実〜監察医・松本真央〜」で若手刑事・富田肇を演じる和田正人/(C)テレビ朝日

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毎週木曜に放送中の武井咲主演ドラマ「ゼロの真実〜監察医・松本真央〜」(テレビ朝日系)で、警視庁捜査一課の刑事・富田肇を演じる和田正人にインタビューを敢行。富田の役どころについてや“相棒”刑事役の佐々木蔵之介の印象、知られざる“和田正人の真実”と終盤の見どころを余すところなく語ってもらった。

【写真を見る】コンビを組む佐々木蔵之介について和田は「一言では説明しづらい方です」と評する/(C)テレビ朝日

――今回、富田刑事役で出演されるに当たっての率直な感想を教えてください。

若いヒロインの武井さんがどんと立っていますが、脇を固めるのはベテランの方ばかりで“大人のドラマ”という印象です。35歳の僕でも下から数えた方が早いぐらいで、現場もベテランの空気感が出ています。僕も朝ドラ('13〜'14年「ごちそうさん」NHK総合ほか)や「ルーズヴェルト・ゲーム」('14年TBS系)など、いろんな経験をさせてもらっている流れの中で、また新しいチャレンジをさせていただけるのはとても幸せなことだなと思っています。

――やはりベテランの方が多い現場だと雑談などをすることが多いですか?

僕は(佐々木)蔵之介さんと2人でいるシーンが多いので、雑談もしますし、いろんな事をお話させていただいたり、時にはじっと待っていたりすることもあります。それこそ同世代の俳優だったり若い方といるとずっとしゃべったり、くだらないことをやっていたりすることもありますが、そういう感じばかりではないところが大人な空気感だなという気もします。

――相棒・屋敷刑事役の佐々木さんと一緒にいることが多いと思いますが、佐々木さんはどんな方ですか?

どんな方か、というのが一言では説明しづらい方です。普段は物静かなイメージがあって、ピリッとされているのか…と思いきや、関西の方ですから、小ボケを挟まれたりとか、ふとしたときに僕が全く気にしていなかった事…例えばネクタイが前よりちょっとだけ後ろが出ているところとか「そこ何か気になるなあ」みたいに(ツッコんだり)(笑)。その瞬間どこに蔵之介さんの注意が向いているかがいまだに分からないぐらい、いろんなところを見ていらっしゃるし、すごく集中しているかと思えばボケたり…意識がどこにいるのかが分からないんですよね。今日のこの時間はこの辺か?というのを近くで探っている段階です。

――本当につかみどころのない方なんですね(笑)。常にボケているわけではないんですか?

そういうわけではないんですよ。すごく集中してらっしゃるときももちろんありますから。今、何を考えているのだろうか…、というのは気になりますね。魅力的な方です。

――そういう意味では屋敷刑事は役柄的にも破天荒と言えば破天荒だし、何を考えているのか分からない面もあるので、佐々木さんご自身にも似てますかね?

そうですね、屋敷刑事は直感で考えて行動するタイプですから。説明してからどこに行くかを決めるようなタイプじゃないですし、それに振り回されるのが、僕が演じる富田刑事。それが富田役の面白いところでもあります。ある種、役柄的にはリンクしているのかなという気がします。

――和田さんご自身は、富田役にすんなりと入っていけましたか?

すんなりというわけではなかったです。ガッツリ“刑事”役をやらせていただくのも初めてですし。それこそ格好いい警察手帳の開き方も全然分からなかったですから(笑)。「どうしたら良いかな?」と思ったら、他局ですがシリーズでずっと刑事役をやられている蔵之介さんが隣にいらっしゃいましたから。バシっとした格好いい開き方を教えていただきました。それから徐々に刑事としての枠組みを少しずつ現場で盗み、学び、試行錯誤していきました。実際に富田というキャラクターの人間性は、ベースとしては屋敷とコンビを組まされたばっかりで、最初はよく相手のことを分からないし、(屋敷の)ちょっとだらしない感じがイヤだなと思っているけど、事件に対する嗅覚には一目置いている。これまで距離があったのに少しずつ距離感が近づいていく中でどんどんやり取りが面白くなっていく、というところが見せ場になっていると思います。

――それは1話の撮影に比べて徐々に変わっていった感じですか?

回を追うごとに変わっていきました。蔵之介さんからも「もうちょっとこんなふうにやってみようか」などアドバイスをいただくことがあるので、決めるところは刑事としてビシッと決めて、メリハリをつけています。それに富田は普段は標準語だけど屋敷刑事といるときは関西弁を話すという役どころなので、関西弁と標準語をうまく使い分けているんです。普段刑事として聞き込みしたり、取り調べをしたり、何かをしているときは基本的に標準語なんですが、屋敷刑事と二人でいるときは関西弁が出るとか。思わずポロっと関西弁が出てしまうとか、細かく使っていますね。だからと言って関西弁が出てしまったことについて、「あっ!」とか反応はないんですけど。ちょっとだけ関西弁が出てもうた…的なリアクションをするとか、適度に“遊び”を入れながらやっています。そんなところも注目していただけるとうれしいです。

――台本を読ませていただいた限り、富田は少し屋敷にあきれているんじゃないかなと思うんですが、和田さんの場合、ああいう相棒だったらどうですか?

仕事に向かう姿勢としてはある種、富田って潔癖なところがあると思うんです。ちゃんとしなアカンと思っているところがA型っぽいというか。僕はO型なんですけどね(笑)。そういうところは理解できなくもないんです。僕自身もギャンブルとかはやらないので、そういう意味では屋敷刑事のようなタイプってあまり僕も得意じゃないのかなと。だから自分が富田と同じ立場だったら、富田と同じように「ちゃんとしてくださいよ〜」って屋敷刑事に言いたくなるかなあ。そこは富田の気持ちが分かる。でも、屋敷のような役も格好いいなあと個人的には思います。

――ちなみに主演の武井さんとはお話しされますか?

一緒のシーンも多くないので、まだあまりないですが、警察手帳を出すシーンで「あれ? これ、どうやったら良いんだろう…」って困っていたら、咲ちゃんが「あの、私も先輩に教えてもらったんですけど、胸のポケットの中に、こう引っ掛けるんですよ〜」って身振り手振りで教えてくれたんです。なるほど!と思って、「ちょっとやってみてよ!」って言ってやってもらったら…ヘタだった(笑)。すんごくヘタで、よくそのレベルで人に物を教えようとしたなと思いました(笑)。それでその後、蔵之介さんに教えてもらったという感じです。

(「ゼロの真実」和田正人インタビュー(2)に続く)