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わかったつもり、覚えたつもりでも知らないことが残っているのがiOSの奥深さだ。ユーザインターフェイスには一家言あるAppleが作りあげたOSなだけに、ほとんどの操作は直感的に行うことができるが、長く利用しても気付かないことはある。しかし、フリック/スワイプをはじめとする操作スタイルの多くは、開発フレームワーク(API)レベルで提供されているため、いちど覚えてしまえば他のアプリにも通用することが多い。

たとえば、「メール」で受信したメッセージを削除するには、一覧表示された画面で対象のメッセージを左方向へスワイプし、現れた「削除」ボタンをタップする方法がある。いちいちメッセージを表示して削除する必要がないので、不要なものを次々削除したいとき便利につかえるワザだ。

この操作方法は、他のアプリにも応用可能だ。たとえば「メモ」では、メモが一覧表示されているときこの方法で不要なメモを削除できる。iOSに標準装備のアプリでは、「リマインダー」もこの方法を利用した削除に対応している。「電話」で履歴を削除するときにも使えるので、覚えておいて損はない操作テクニックのひとつといえるだろう。

サードパーティー製アプリでも、この操作テクニックを採用しているものが少なくない。たとえば「LINE」は、トークの一覧画面にある項目を左方向へスワイプすると、赤い「削除」ボタンが現れてそのトークを削除できる。すべてのアプリに使えるわけではないが、項目がリスト表示されるアプリであれば、左スワイプで削除できるかどうか試す価値はあるだろう。

○操作手順をカンタン解説

(海上忍)