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暑くジメジメする鬱陶しいこれからの季節、部屋干しなどで衣類の臭いが気になる人も多いと思うが、洗濯機自体の汚れがこの"臭い"のひとつの原因だ。黒カビの原因ともなる洗濯槽の洗剤カスは、特にケアしなければいけないところ。今回東芝が発表したタテ型洗濯機は衣類だけでなく、洗濯槽の汚れにも注目した製品となっている。東芝の担当者に詳しい話を聞いてきたので紹介しよう。

○洗濯槽を清潔に保つ「マジックドラム」

今回東芝が発表したのは縦型洗濯乾燥機7機種と縦型全自動洗濯機6機種。13機種すべてで「Ag+抗菌水」「自動おそうじ」「抗菌ビッグフィルター」といった"清潔な洗濯"にフォーカスした機能を搭載するほか、7機種で前述のマジックドラムを採用している。今までドラム式洗濯機だけに採用されていたマジックドラムが新たに縦型洗濯機にも採用されたということだ。

マジックドラムはステンレス製の洗濯槽の裏側に防汚コートを施したもので、黒カビの原因となる洗剤カスなどの汚れを寄せつけない効果を備える。

この防汚コートは、親水性(表面に水が薄く広がりやすい性質)の高いガラス素材を高温で焼き付ける技術で作製されており、水をかけただけで汚れを浮かせて洗い流すことができる。耐久性が高く剥がれにくい、洗濯槽クリーナーも使える、などの特長も実現しているという。洗濯槽が汚いと黒カビや臭い菌と一緒に衣類を洗うことになる。これでは綺麗に洗えるはずがない。洗濯槽が常に清潔に保たれることで、洗濯槽が臭うことはなくなり、衣類に臭いが残ることもなくなるわけだ。同時に洗濯槽自体の洗浄回数も減らすことができ、節水・節電で省エネにもつながる。

○雑菌の繁殖を抑える「Ag+抗菌水」

今回発表したすべての機種で採用しているAg+抗菌水は、洗濯時に衣類の雑菌の繁殖を抑えて部屋干しのニオイを防ぐことができる。水道水を「Ag+抗菌水ユニット」に通し、「Ag+抗菌水」に変えた上で衣類と洗濯槽を洗う仕様で、これによりステンレス槽の内側・外側に繁殖する見えない雑菌を洗い流して除菌できるという。

Ag+抗菌水の抗菌成分(銀イオン)は市販の除菌スプレー、消臭スプレー、制汗スプレーなどに広く用いられているものとのこと。そして繊維の奥まで抗菌成分が浸透して雑菌の繁殖を抑えるので、部屋干しや汗などを原因とするイヤな臭いも防ぐことができる。ちなみにAg+抗菌水は、肌に触れても影響はなく、衣類の変色ダメージもなく、柔軟剤の香りは衣類に残せるなどのメリットがあるとのこと。ショールームで実際に、Yシャツに強烈な臭いの薬品を含ませた上で、Ag+抗菌水を吹きかけ、その臭いを嗅がせてもらった。すると柔軟剤のよい香りは残しつつ、薬品の臭いはすっかり消えていた。Ag+抗菌水ユニットは約10年間交換不要で、メンテナンスの手間がいらないという点も使い勝手が良い。

○高い静音性を実現した「DDモーター」

働き方が多様化した現代の日本。深夜または早朝しか洗濯をする時間がない、という人も増えている。東芝の調査によれば、働く主婦の約54%が洗濯機に静音性を求めているとのこと。こうした声に応えるべく、同社では騒音の原因となるギアをなくした「DD(ダイレクトドライブ)モーター」を開発。今回発表した新モデルでも採用している。

「赤ちゃんが寝ていても気にせず運転できる」ほどの静音性を目指したとのこと。リビングでテレビを楽しんでいる最中でも、洗濯機の音がうるさくてテレビの音が聞こえないというようなことはなくなる。これなら時間帯を気にせず利用することができるだろう。

○タバコなどの臭いも消臭可能な「ピコイオン除菌」

このほか、タバコなどの臭いを消臭できる「ピコイオン除菌」にも注目だ。こちらは、ピコサイズのイオンが雑菌を包み込んで除菌・消臭を行うという機能で、今回の新製品の一部モデルで採用している。

水を使わない除菌方法なので、洗濯機で洗えない帽子、羽毛を使った枕、赤ちゃんのぬいぐるみなども清潔に保てるほか、タバコの臭いがついたスーツも外出前の30分で消臭できるという。世代や職種、環境を問わず、利用頻度が高い機能となりそうだ。

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今回、東芝が発表したタテ型洗濯機の新製品は、衣服の洗浄だけでなく洗濯槽の汚れやカビへの対策が盛り込まれている。部屋干しなどで衣類の臭いが気になる梅雨から初夏にかけての高温多湿なこの時期にうれしい機能と言えるだろう。7月中旬より順次発売されるので、本稿を呼んで興味を持った方は、量販店などで実物をチェックしてみるとよいだろう。