2月、ロベルト・マンチーニ監督がミランFWマリオ・バロテッリのプレミアリーグ復帰の可能性に言及したことについて、イギリス『Sun』が「彼は戻ってくる」とのタイトルで報じたとき、周囲は脅しでしかないと考えた。

だが、ミランで浮き沈みのある11カ月を経た今、少なくともイングランドの2チーム(『Mail on Sunday』はアーセナルやリヴァプールと報じている)にとって、それが夢となるかもしれない。チェルシーという3番手もいる。ジョゼ・モウリーニョ監督がいれば、何があるかは分からないからだ。

確かにイングランドは食事が良くなく、天候は常にひどいもので、パパラッツィがずっと活動している。だが、イングランドのサポーターはバロテッリが戻るなら歓迎するだろう。マンチェスター・シティのサポーターは“裏切り”をよく思わないかもしれない。バロテッリはマンCを退団するとき、イングランドでマンC以外のユニフォームを着ることはないと話していたからだ。だがその後、アーセン・ヴェンゲル監督とミーノ・ライオラ代理人が会談したと噂が流れたとき、彼は「サッカーではあらゆることがあり得る」と軌道修正している。

そのバロテッリのイングランド復帰説が再び浮上したのだ。リヴァプールも争奪戦に加わったとされており、金額は2000〜2500万ポンド(約34億3000万〜42億9000万円)と言われている。

バロテッリのイングランド復帰は、サッカー面だけではなく、環境面も影響しているかもしれない。人種差別のことだ。バロテッリはつい最近も、イタリア代表の合宿地コヴェルチャーノで人種差別野次を受けている。

だが、それだけではないかもしれない。バロテッリはメディアにも苛立っているようだ。特に、娘のピアちゃんにずっと注目が集まっている今はなおさらである。なお、バロテッリはピアちゃんに、自身の背番号9のイタリア代表ユニフォームをプレゼントしている。

バロテッリは『GQ Italia』最新号で、「オレはほかと違う。それが腹を立たせるんだろう。でも、オレが白人だったら、ただ罵倒するだけのはずだよ。オレに対して怒っているのは、無知なヤツと愚か者だけだ」と述べている。最終的に、その愚か者たちが勝つことのないように願おう。好む好まざるにかかわらず、バロテッリがイタリアサッカー界の財産であることは変わらない。だったら、なぜイングランドに彼をあげなければいけないのだろうか?