(株)八丁堀投資(旧:(株)スピードパートナーズ、TSR企業コード:296737470、中央区入船1−1−20、設立平成18年5月17日、資本金9000万円、梨田智人社長)と関連の(株)八丁堀住宅(旧:(株)らいずほーむ、TSR企業コード:452067146、同所、設立平成21年2月24日)の2社は4月10日、債権者から破産を申し立てられていたが5月13日、東京地裁から破産開始決定を受けた。
 破産管財人には竹村葉子弁護士(新宿区新宿1−8−5)が選任された。負債総額は調査中。

 八丁堀投資は(株)スピードパートナーズの商号で企業再生投資コンサルティングとITモバイル、Eコマースシステム構築の3事業を主業務として事業展開。企業再生に注力し21年から22年にかけて、富士ハウス(株)(浜松市中区、21年1月破産、注文住宅販売)、(株)ラ・パルレ(東京都中央区、22年10月民事再生、エステティックサロン経営)の再生スポンサーになるほか、大和システム(株)(大阪市中央区、22年10月民事再生、不動産開発)が行っていた温浴事業のスポンサーにもなるなど、経営破綻企業に対し一気に事業再生のスポンサーに名乗りを上げた。
 また、創業者の白石伸生社長は24年11月にプロレス団体の全日本プロレスを買収するなどして話題を集めていた。その後、25年8月にはスピードパートナーズから社名を(株)八丁堀投資に変更するとともに、白石伸生社長も同日付で代表取締役を辞任していた。
 八丁堀住宅は、スピードパートナーズがスポンサーとなった富士ハウスが仕掛かっていた住宅建設を遂行する組織として設立。その後(株)らいずほーむの商号で静岡県浜松市や東京都新宿区、栃木県佐野市など関東・中部地区を中心に一時は20カ所近くの営業所や展示場を持ち、23年1月期には売上高53億5000万円をあげていた
 しかし、東日本大震災により住宅着工戸数の伸び悩みや同業ハウスメーカーとの過当競争がさらに激しくなり、24年1月期は完工高72億3888万円と、当初目標の完工高120億円には大きく届かず、厳しい資金繰りに陥った。25年1月期は完工高60億4545万円に減少、リストラに伴う特別損失から22億5712万円の最終赤字を計上、債務超過となっていた。
 近年は恒常的に未払いが発生していたほか、らいずほーむと工事取引業者との間で複数の代金支払訴訟事件を抱えるなど、トラブルが表面化。また26年4月、らいずほーむから八丁堀住宅へと商号変更し、動向が注目されていた。
 なお、八丁堀住宅については5月19日より債権者向けの専用ダイヤルを設置する予定。