東京都・浅草橋であらゆる物に宿る″妖生ちゃん″を描く鈴木博貴の個展
トーホーは、現代美術家・鈴木博貴の個展「鈴木 博貴-勝つ虫と妖生ちゃん展-」を開催する。会期は6月6日〜7月4日(土・日・祝は休廊、ただし6月28日は開廊)、開館時間は10:00〜18:00。会場は東京都・浅草橋のGallery t。入場無料。
同展では、現代美術作家・鈴木博貴の新作十数点の発表、および販売を行う。鈴木は生きとし生けるものすべてに宿り、物体の存在が消えてもなお生き続ける目に見えない何かの象徴である「妖生ちゃん」を描いている。
また、新作のひとつ「畳一畳ほどの思い」では、日本的素材を駆使し、前進のみ許される勝つ虫(トンボ)を甲冑にまとい、すべての無駄や邪念を排除し、たった畳一畳の空間の中で意を決し戦う覚悟を決めた武士の生きる力を描いている。なお、鈴木博貴は1980年宮城県生まれの現代美術家。2003年に文星芸術大学を卒業し、2005年には第14回 青木繁記念大賞展 特別賞を受賞。これまでに、「僕は妖精を見た。展」(P-House, 2010)などの展覧会を開催。