朝日新聞デジタルによると、auの携帯電話サービスでLTE通信網を使った音声通話サービス「VoLTE」と、より高速となる「LTE Advanced」を年内にも導入するとKDDIの田中社長が語っています。
 
通信方式の制約上、iPhoneなどのスマートフォンで、通話しながらのデータ通信ができなかったauとしては悲願とも言えるVoLTEのサービス提供時期が明言されました。

KDDI田中社長が年内のVoLTE導入を明言

KDDIの田中孝司社長は、朝日新聞のインタビューに対して、LTE通信網での音声通話を実現する「VoLTE」(ヴォルテ: Voice over LTE)と、現行LTEの数倍の高速通信が可能となる「LTE-Advanced」を、年内にも導入する意向を語っています。
 
VoLTEについては、すでにドコモが今夏を目途にサービス提供を表明しているほか、ソフトバンクは「VoLTE時代を見据えた新料金プラン」を発表して話題を呼んでいます。
 
VoLTEは、3G回線よりも高音質という利用者にとってのメリットと、電波を効率的に利用できるという通信会社にとってのメリットがあり、今後の普及が期待されています
 
また、次世代LTEとされる「LTE Advanced」なら、4Kの高画質動画をスマホでストリーミングできるほどの最大1Gbpsという超高速・大容量の通信が可能です。

VoLTE導入はauの「弱点」をカバーする悲願

KDDIは先日、LTEの人口カバー率が99%となったことを発表しています。その直後の田中社長の発言からは、VoLTEの導入がauにとっての悲願だったことが推察されます。
 
ドコモ、ソフトバンクと異なる通信方式を採用するauのスマホでは現在、通話中にデータ通信ができません。そのため「Bluetoothヘッドセットで通話しながらクラウド上のスケジュールをチェックする」といった、スマホならではの利用ができないことが弱点とされていました。VoLTEが利用できれば、この弱点も解決されます。

VoLTEは現行iPhoneでは利用不可。iPhone6ではどうなる?

現在日本国内で発売されているiPhoneをはじめとするスマホではVoLTEは利用できないため、対応機種の発売を待つ必要があります。すでにVoLTEサービスが提供されている韓国では対応機種が発売されていますが、次期iPhone6での対応がどうなるか、注目されます。
 
今後、各社のVoLTE対応状況が具体的になってくると考えられます。今後も各社の動向に注目したいと思います。
 
 
参照元:朝日新聞デジタル
執 筆:hato