Android搭載ヘッドアップディスプレイ『SNOW2』 (美貴本)

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スキー、スノボといったウインタースポーツのシーズン真っ盛りといった今。ソチオリンピックも開催されたことだし、ゲレンデに飛び出して思いっきり滑りたいという人は多いだろう。ウィンタースポーツをもっと楽しめるアイテムを紹介したい。ゴーグルがディスプレイになり、スピードや高度、ナビなどの情報をハンズフリーで見ることができる便利アイテムだ。

『SNOW2』(美貴本)というAndroid搭載ヘッドアップディスプレイで、直輸入されてこのほど国内でも手に入るようになった商品だ。これを「ReconReadyゴーグル」に取り付けて使用する。装着して滑ることで、GPS機能と気圧計データを用いて滑走速度を測定したり、ジャンプ分析データから滞空時間を表示したりできるのだ。

また、GPS機能とゲレンデ情報により、簡単に滑走コースを探し出すことも可能。さらに、スマホと接続して通話通知やSMSが表示でき、スキーやスノボをしながらお気に入りの音楽のセレクトもできる。

なお、『SNOW2』を使用することにより、スキー、スノボーでの安全性の向上に役立つ使い方もあるそうだ。

「GPSデータを利用したゲレンデのMap情報やバディトラッキングを利用した位置情報により、ルートを外れた場合に、それらの情報をもとにして安全なルートに戻ることが可能です」(美貴本担当者)

滑ってはいけないような危険な場所に行かないよう、あるいは遭難しないためにも位置データなどの入手が役に立つのだ。それにしても、転がりやすいスポーツだから転倒などした際に壊れるのが心配。製品の堅牢性はどうなの?

「スキー、スノーボードで使用する際は専用のゴーグルに取り付けます。つまり、ゴーグルの内側に取付てあるので、転倒した場合でもゴーグルによって守られるわけです」

なるほど、それなら安心だ。PCと連携できるようだが、具体的にどのようなことが可能なのだろうか。

「PC・モバイルとゴーグルとを連携させる場合、専用のツールを利用すれば記録したデータのアップロード、再生、シェアなどができます」

データのアップロード、シェアがパソコンを通してできるのはみんなで使うにはなかなかに便利そう。やっぱりデジタル機器はパソコンとの相性がいい。

スキー、スノボのような激しいスポーツのときでも、こうした精密デジタル機器を装着していろんな情報を見ることが簡単にできる時代になった。便利になった反面、くれぐれも事故、ケガをしないように安全に気を遣って楽しんでもらいたい。
(羽石竜示)