日本では理解できない海外の変わった校則ランキング1位―「むやみにカンガルーを見つけてはいけない(オーストラリア)」

写真拡大

日本にも各地方特有のものや、「こんなことまで?」と驚いてしまう校則が時々みられます。でもやっぱり世界は広い。ほかの国々に目を向けると、日本の比ではないくらい奇妙な校則や信じられないような規則がありました。

そこで、日本では理解できない海外の変わった校則について、読者617名にアンケートを取りました。

Q.日本では理解できない海外の変わった校則を教えてください(複数回答)
1位 むやみにカンガルーを見つけてはいけない(オーストラリア) 34.4%
2位 身長が低いと入学取り消し(ブータン)32.2%
3位 女子のパンツは白か肌色(台湾) 28.7%
4位 学校にライオンを連れてきてはならない(アフリカ) 25.3%
5位 曜日毎に違う制服を着ること(タイ) 23.5%

■むやみにカンガルーを見つけてはいけない(オーストラリア)
・「自然に目に入るカンガルーはどうしろと……」(26歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「カンガルーがかわいくて好きなので、探してしまいそうだから」(27歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)
・「『むやみに』とは?」(35歳女性/商社・卸/営業職)

■身長が低いと入学取り消し(ブータン)
・「理不尽すぎる」(23歳女性/小売店/事務系専門職)
・「相撲部屋みたい」(27歳男性/建設・土木/事務系専門職)
・「モデルの養成所ならともかく、普通の学校ならかわいそう(笑)。取り消しってことは合格してから身長検査なのね」(31歳小売店/販売職・サービス系)

■女子のパンツは白か肌色(台湾)
・「下着の色まで決められる理由がわからない」(34歳男性/通信)
・「どうやってチェックするのかな」(37歳女性/情報・IT/技術職)
・「白はまだしも肌色は不思議です」(30歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)

■学校にライオンを連れてきてはならない(アフリカ)
・「禁止しようがしまいが、日本では連れて来られないです」(33歳男性/通信/事務系専門職)
・「学校にライオンを連れてこられる技量がある子どもがいるのがすごい」(33歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「アフリカらしい」(37歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)

■曜日毎に違う制服を着ること(タイ)
・「めんどくさい」(29歳女性/医療・福祉/専門職)
・「制服代がかかる」(27歳女性/生保・損保/販売職・サービス系)
・「日本ではちょっと丈が短かったりリボンが違ったりするといわれるくらいだから」(27歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

■番外編:アメリカもまだまだ理解の及ばないところが……
・左右で異なる靴下を履いてはいけない(アメリカ)「そんな奴見たことない」(52歳男性/印刷・パルプ/技術職)
・おにごっこ禁止(アメリカ)「何か面白いきっかけがあったんだと思う」(31歳男性/学校・教育関連/専門職)
校則違反をすると囚人服を着せられる(アメリカ)「刑務所に入れられた気分になるから」(28歳女性/金融・証券/専門職)

●総評
1位はオーストラリアの「むやみにカンガルーを見つけてはいけない」という校則でした。日本には野生のカンガルーはいませんが、それ以前に意味・理由がわかりません。「むやみ」という言葉に引っかかる人も多く、どのようなさじ加減なのか気になりますね。

2位は「身長が低いと入学取り消し(ブータン)」でした。「理不尽」「ひどすぎる」といったコメントが集中。そして意外と見落としがちなところをするどく突いていたのが「合格した後で身長検査するということか」という指摘。

せめて合否の判定が出る前に、身長検査で入学資格の有無を知らせて欲しいものです。

3位「女子のパンツは白か肌色(台湾)」や、4位「学校にライオンを連れてきてはならない(アフリカ)」についても、前者には「どうやって調べるのだろう?」、後者には「ライオンを連れていく可能性があること自体がすごい」など、誰もが感じるところを突っ込んでいるコメントが多くみられました。

5位「曜日毎に違う制服を着ること(タイ)」に関しては、否定的な意見ばかりでなく、「楽しそう」「オシャレな感じで、いい校則」と、賛成派もチラホラ。番外編では、アメリカの校則をピックアップしました。日本にとって最も馴染み深い国の一つですが、まだまだ不可解なところがたくさんあるようですね。

(文・OFFICE-SANGA 宇喜多あつし)

調査時期:2013年10月2日〜2013年10月8日
マイナビウーマン調べ
調査数:男性231名、女性386名
調査方法:インターネットログイン式アンケート