映画『エンダーのゲーム』より
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 ウォルト・ディズニー・ジャパンが、12月29日〜31日に東京ビッグサイトにて開催されるコミックマーケット85に初参戦することが明らかになった。来年1月に日本公開される映画『エンダーのゲーム』のプロモーションのためで、詳細は追って発表される。

 同作はネビュラ賞とヒューゴー賞をW受賞したオースン・スコット・カードの同名小説を映画化したSFアクション。原作は後のアニメ・漫画・小説・ゲームに多大な影響を与えながらも、日本では近年入手が困難になるなどしていた。そこで映画化をきっかけに、関連作品を盛り上げる「エンダー再誕プロジェクト」が始動。今回のコミケ参戦もその一環だ。

 プロジェクトの発起人の一人で、本作の宣伝プロデューサーを務めるディズニーの百合草太郎氏は「『エンダーのゲーム』は日本のアニメと同じように“人”をしっかり描いた作品、『ハリウッド(実写)がやっと日本に追いついてきた』と。日本のマーケットではアニメや漫画などがもはやサブカルチャーではなく、日本のカルチャーそのもので、マイノリティーではありません」とアニメや漫画と関係が深い本作について説明すると、コミケ初参戦に際しては「映画の垣根を超え『エンダーのゲーム』というコンテンツで参戦できることを非常に光栄に思っています」とコメントしている。

 また、このたび日本版予告編も公開された。「エンダーよ、目覚めるのだ。地球を救う戦士として」と告げられ、望まずとも戦いに巻き込まれていく少年エンダーの姿を通して、世界の真理を掘り下げた原作を見事に映像化しており、その出来栄えはファンならば必ず満足できるはず。日本のカルチャーにも影響を与えた伝説の作品の一端が明らかになっている。

 同作は、異星生命体との宇宙戦争終結という使命を背負った「サード」と呼ばれる少年エンダーが過酷な戦いに巻き込まれ、葛藤しながらも成長していく姿を描く。出演は『ヒューゴの不思議な発明』のエイサ・バターフィールドをはじめ、ハリソン・フォード、ベン・キングズレー、ヴィオラ・デイヴィス、ヘイリー・スタインフェルド、アビゲイル・ブレスリンなど。(編集部・福田麗)

映画『エンダーのゲーム』は2014年1月18日より全国公開