島田紳助氏について触れた、松本人志

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元お笑いタレントの島田紳助氏が芸能界引退を発表した記者会見で名前を出した芸能人は、吉本の後輩である松本人志ダウンタウン)と俳優の武田鉄矢であった。30年も前から島田氏を見てきた武田は「最初は可愛げがあったんだけど…」と、お笑い界の頂点を目指した彼が変化していく様子を語った。

「東京で天下を取ってやる!」との意気込みを隠さず、がむしゃらに芸能界を突き進む武田鉄矢を慕っていたという島田紳助氏。彼が映画の脚本を書いたりバンド活動に挑戦したのも、武田の影響が大きかったのではないかと言われている。だが時には先輩後輩の垣根を越えて、“人生論”を戦わせたこともあった。そんな島田氏を「可愛いヤツだった」と、10月21日深夜放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した武田は、懐かしそうに当時を振り返る。

武田によると島田氏は昔から、“ルールを決めてゲームを面白くする天才”だったという。小さな番組や楽屋裏で集まった時などは彼が中心となり、場を仕切り質問を投げかけ話を盛り上げていたそうだ。「俺も喋りには自信があったが、初めて“負けた”と思ったのが紳助だった」と武田は明かす。

その島田氏の印象が変わったのは、ゴールデンタイムのバラエティ番組のMCを次々と任されるようになった頃であった。いつ会ってもピリピリしていて、鬼気迫るものがあったらしい。ある日エレベーターで島田氏と一緒になった武田は、「お前スゴイな、でも前より可愛げが無くなった」と話しかけた。すると「疲れまっせ」との言葉が、彼の口から出てきたそうだ。

島田氏は自分の番組での面白くない話には一切笑わず、その出演者に以後話を振ることは決してしなかったという。また松本人志は“あの人は自分の思い通りに進まないと嫌がる”と証言。どうやら彼の番組は、出演者にとても緊張を強いていたようなのだ。

一方で松本は島田氏を、「ちょっとインチキ宗教家みたいなところがある」と苦笑い。東野幸治も島田氏の話を聞いていると、いつのまにか“正論”のように思ってしまうと話す。とどめの一言は武田の「アイツさぁ、小さいカルトやらせたら日本一だよな」であった。確かに島田氏の周りには彼を崇拝する、信者のような後輩の芸人やタレントが集まっていたのかもしれない。番組の出演者からは「全員を従えての独演会はスゴイ」、「小さなカルト番組やらせると面白い」との評価であった島田氏に、いまだ一部では復帰待望論が消えることはない。万が一復帰となった時、果たして島田紳助氏は受け入れられるのか。それを決めるのは視聴者たちに他ならない。
(TechinsightJapan編集部 みやび)