「未来につなげることがデザイナーの使命」ソマルタが2014年春夏コレクション発表

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 「SOMARTA(ソマルタ)」が10月14日、東京の「響 風庭 赤坂」を会場に、2014年春夏コレクションを発表した。「日本のもの作りの文脈をつなげていくことがデザイナーの使命」と話すデザイナーの廣川玉枝は、日本古来の美意識や和装をコレクションに落とし込んだ。

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 最新のテクノロジーと手仕事を融合したハイブリッド技術で新しい衣服の創造に取り組んでいる「SOMARTA」は今シーズン、美術やもの作りにおける日本の素晴らしさを発信。廣川玉枝は「もの作りの文脈が途絶えないように」という思いから、和装や日本古来の繊細な手仕事に注目したという。東福寺八相の庭や鳥居清長の浮世絵などからインスピレーションを受け、素材の重なり、袖や打ち合わせといった服の構造に和装の要素が取り入れられた。「時代をつなげることがデザイナーの役割り。伝統的なものと革新的なもの、両方を発信していきたい」という廣川玉枝は、現代女性のための服を創造していきたいという。

 「SOMARTA」のショーデザインやアート・ディレクションを手がけているSOMA DESIGNは今シーズン、イラストレーターKITAJIKOと2シーズン目のコラボレーションで、描き下ろしのアートシリーズを発表する。10月16日からは、ニューヨークMADミュージアムで開催されるデジタルファブリケーションをテーマにした展覧会「Out of Hand: Materializing the Postdigital」に「SOMARTA」の無縫製ニットのスキンシリーズなどを出展。26日からは「東京デザイナーズウィーク」に出展する予定。高岡銅器の新ブランド「KANAYA」とIDC大塚家具との取り組みでは、セミオーダーテーブルシリーズ「Sou」の脚部のデザインを手がけるなど、活動の幅を広げている。


■SOMARTA 2014年春夏コレクション全ルック
・http://www.fashionsnap.com/collection/somarta/2014ss/