1日4杯以上コーヒーを飲む人は、早死リスクが1.5倍に―米研究

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45,000人を対象とした17年にわたる調査の結果、コーヒーの飲み過ぎは死亡リスクを高めることが分かりました。

アメリカ、ノースカロライナ大とクイーンズランド大の研究で、コーヒーの飲み過ぎが早死ににつながるらしいという事実が発見されました。

この調査は、55歳未満の男女約45,000人に、コーヒーを飲む習慣についてアンケート調査し、その後17年たって健康状態を確認したもの。45,000のうち5%の人が亡くなっていたそうです。その内訳を分析すると、週に28杯以上のコーヒーを飲む男性は死亡率が56%増、女性の場合はなんと2倍になったそうです。

コーヒーのどのような成分がこの結果をもたらしているのかについては、まだはっきりとは分かっていません。ただ、死因を見てみると、心血管系の病気(心臓発作など)とは関連が「ない」らしいことが分かっています。

カフェインには利尿作用があるので、血がドロドロになりやすい、というリスクが指摘されていますが、必ずしもこれだけが原因ではないようです。

驚きの結果に、「もうコーヒー飲まない方がいいのかな」と残念に思った人もいるかもしれません。でも大丈夫、死亡リスクが高まるのは「週に28杯=日に4杯以上」。

コーヒーにはダイエット効果など、健康に良い効果も報告されています。あまり神経質にならず、飲み過ぎだけには注意して、楽しんでくださいね。

※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。


参考:Coffee quaffers face increased death risk: study
http://www.nzherald.co.nz/lifestyle/news/article.cfm?c_id=6&objectid=11125976