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父親や祖父の育児参加の奨励・後押しされる中、「イクメン」や「イクジイ」なる造語が作られている。総合マーケティング&リサーチ会社であるシタシオンジャパンは、「敬老の日」を前に、幼稚園や保育園の年中・年長、小学生1〜3年生の孫を持つ60代男性250名、および幼稚園や保育園の年中・年長、小学生1〜3年生の子どもを持つ30〜40代男女250名に対して、祖父が孫の育児に参加することと車の運転に対する意識調査を実施した。

■車で行楽地や公園に一緒に行く「アクティブ・イクジイ」は52.7%

育児をサポートする「イクジイ」は87.6%、そのうちの52.7%は、車で行楽地やショッピングモールに出かけたり、徒歩や自転車で公園に行ったりと、孫と一緒にアクティブに遊んでいる「アクティブ・イクジイ」であることがわかった。

■「車の運転に対する不安」はあえて言わないのは?

では、子どもを預かってもらう親は、アクティブ・イクジイが車で出かけることを、どのように思っているのか。子どもを預けるときに「車では出かけないでほしい」と伝えるのは9.7%と少数。対して、子どもを預ける親の約3人に1人は、「運転が不安だから出かけないでほしい」と言うのは、父親(孫から見たら祖父)が嫌がるという思いから、伝えていない状況が伺える。「運転の不安」を伝えないのは、"快く"イクジイになってもらうための子どもを預ける親の小さな気遣いなのかもしれない。

ちなみに子どもを預かってもらうときに伝える「ダメ出し」は、「甘い飲食ばかりはダメ」(48.2%)、「おもちゃばかり買ってはダメ」(29.2%)という回答が多く、「預かってもらえるだけでもありがたい」「助かる」といった、イクジイへの感謝の気持ちがあることが自由回答よりわかった。

■60代男性の9割は「運転に自信あり」だが「運転支援システム」にも高い興味

祖父の育児参加が増える中、男性が幼児や子供を乗せて、車を運転する機会も多くなる。そこで、60代男性に自分の車の運転について聞いたところ、「大変自信がある」「自信がある」との回答の合計が90.4%となり、非常に高い自信が伺えるが、「運転支援システムがついている車を大変運転したい」「運転したい」との回答の合計も77.2%と高く、より安心して車を運転したいと思っていることもわかった。

また、30〜40代男性への同様の質問では、「運転に大変自信がある」「自信がある」との回答の合計が75.6%、「運転支援システムがついている車を大変運転したい」「運転したい」の回答の合計が82.3%という結果で、新テクノロジーを使うことに前向きな姿勢が伺える。

なお、「運転支援システム」を搭載している車の認知度について、30〜60代男性200名に確認したところ、1位「スバル アイサイト」(78.0%)、2位「ダイハツ スマートアシスト」(63.5%)、3位「トヨタ 衝突回避支援プリクラッシュセーフティシステム」(25.5%)という結果となった。

30〜60代男性のすべてのおいて、「運転に自信」がある傾向となっているが、加齢により運動能力や反射能力が低下することも事実。また年齢に関係なく、アイサイトなどの「運転支援システム」を利用し、ドライバーの運転負荷を低減したり、より安心して運転できる環境を整えることで、楽しいカーライフを続けられるかもしれない。

■「敬老の日」、16.0%は「孫と一緒に食事をする」「1日一緒に過ごす」

60代男性に「敬老の日」の予定を聞いたところ、「予定はない/分からない」が76%と高いものの、「孫と一緒に食事をする」(10.0%)や「孫と1日一緒に過ごす」(6.0%)など、「敬老の日」は孫との楽しい予定があるイクジイもいることがわかった。

【調査概要】

調査内容 : 祖父が孫の育児に参加することと車の運転に対する意識調査

調査地域 : 全国

調査対象者 :

1) 自動車免許を保有し、幼稚園・保育園の年中・年長、小学生1〜3年生いずれかの孫がいる60代男性250名

2) 幼稚園・保育園の年中・年長、小学生1〜3年生いずれかの子どもがいる、60〜70代の父親が健在の30〜40代男女250名(各性年代62名ずつ均等割り付け、その後は自然発生)

3) 30〜60代男性

調査方法 : インターネット調査

調査期間 : 2013年8月31日(土)〜9月2日(月)

調査実施企業 : シタシオンジャパン