夫婦ゲンカを長引かせないための「小さな工夫」9パターン
夫婦ゲンカのあと、気分の悪い思いをひきずらないために、「仲直りの儀式」を決めている夫婦は多いようです。そこで今回は、20代から40代の既婚女性500名に聞いたアンケートを参考に「夫婦ゲンカを長引かせないための『小さな工夫』」を紹介します。



【1】少し時間をおいて「大好きだよ」と伝える
「しばらくしたら、『ケンカしてても、好きなんだけど』って私からベタベタする(笑)」(20代女性)というように、気持ちの切り替えが早いほうから歩み寄るパターンです。きっちり解決するのではなく、相手への愛情を思い出して「水に流す」作戦なので、うっかり話を戻してケンカを再燃させないようにしましょう。


【2】心の中で舌を出しながら謝る
「夫は自分からは頭を下げないタイプだし、収拾つけるためにはしょうがない。結婚10年の知恵です(笑)」(40代女性)というように、腹の中でどう思おうとも、さっさと折れて雰囲気を変える作戦です。多少腑に落ちなくても、「夫はああいう人だから」とスパッと割り切る胆力も必要でしょう。


【3】いっしょに好物を食べてなごむ
「言い合いになったら、『アイスを食べて頭を冷やす』のがわが家の儀式。コンビニで新商品を片っ端から買ってきます!」(30代女性)というように、甘いものを囲んで一休みすると、気持ちが落ち着く場合もあるようです。とはいえ、ケンカのたびにドカ食いするのは問題なので、頻度と量には気をつけましょう。


【4】さりげなく近寄ってちょっかいを出す
「ツンツンと夫をつつくと、初めは『なんだよ!』と半ギレ気味なのが、しばらく繰り返すと笑いだす」(30代女性)というように、お茶目な行動で笑いをさそうパターンです。深刻なケンカならともかく、「目玉焼きには塩か醤油か」レベルの小さなネタで揉めているなら、試してみてもよさそうです。


【5】バラエティー番組を見て、いっしょに笑う
「好きなネタ番組の時間になったら『いっしょに見る』と決めてます」(40代女性)というように、思いきり笑って空気を変える方法です。「お笑い好き」のふたりなら、いざというときのために、「傑作選」を編集しておき、夫婦仲の危機のたびに楽しむようにするといいかもしれません。


【6】マッサージなどスキンシップをする
「夫がテレビ見始めたら、後ろからそっと肩をもんであげる。もちろんお返しも期待します(笑)」(30代女性)というように、スキンシップを取って精神的な距離も縮める方法です。「まだそんな気分じゃない!」と突っぱねられても諦めず、頃合いを見計らって再度トライしてみましょう。


【7】子どもをダシにして話題を振る
「まず娘に『来週の遠足のこと、パパに話した?』ときっかけを与える。そのうえで、『あそこの動物園、昔から猿山がすごいんだよね?』などと、徐々に夫を巻き込んでいく(笑)」(30代女性)というように、子どもを間に挟んで、さりげなく会話を重ねる作戦です。不機嫌さを隠せない夫も、かわいいわが子の手前、重い口を開いてくれるでしょう。


【8】外出して、気分を切り替える
「カーッと頭に血が上ったら、近所の銭湯で汗を流します。夫はゴルフの打ちっぱなしが定番コースみたい」(30代女性)というように、ひとりの時間を設けることで、気持ちをリセットするのもいいでしょう。ただし相手を放置しすぎないよう、家を空けるのは数時間に留めたほうがよさそうです。


【9】「おっはよ!」と翌朝は元気よく挨拶する
「ケンカは一晩保留にして、夜はとにかく早く寝ます。ぐっすり眠れば嫌な気持ちもどこかに吹き飛ぶ!!」(20代女性)というように、十分な休息を取ることで、気分を一新する手もあります。普段より品数を多めに食卓を整えて、コーヒーの香りで夫を起こせば、前日の揉め事が嘘のように会話がはずむかもしれません。


どんな夫婦にもケンカはつきものですが、お互い主張を譲らずに、なかなか決着のつかないことも多いでしょう。「どっちが悪いか白黒つけること」を最終目標とせず、ひとまず空気を変えてしまうのが、仲直りへの早道のようです。お宅の工夫にはどんなものがあるか、ぜひ教えてください。(水谷仁美)


【調査概要】
期間:2013年3月6日(水)から3月7日(木)まで
対象:合計500名(20代、30代、40代の既婚女性)
地域:全国
方法:インターネット調査