ご冥福をお祈り申し上げます - エルモア・レナードさん
 - Paul Warner / Getty Images

写真拡大

 小説家・脚本家のエルモア・レナードさんが現地時間20日、米ミシガン州の自宅で死去した。87歳。エルモアさんは先月末に脳卒中の発作を起こして入院し、今月初めに退院したばかりだった。


 オフィシャルサイトによると、エルモアさんは現地時間20日午前7時15分、米ミシガン州の自宅で家族に看取られながら息を引き取ったとのこと。死因については明かされておらず、詳細については追って伝えるとしている。


 エルモアさんは1925年、アメリカ・ルイジアナ州ニューオリンズ生まれ。1950年代から小説家として、1970年代から映画脚本家として活動。1984年に小説「ラブラバ」がアメリカ探偵作家クラブの主宰するエドガー賞長編賞を受賞したことをきっかけにベストセラー作家の仲間入りを果たすと、以後は犯罪小説の分野で成功を収めた。


 脚本家として活躍する一方で、自作の多くも映画化されており、中でも短編「決断の3時10分」は二度にわたり映画化された。ほかの映画化作品には、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『アウト・オブ・サイト』やクエンティン・タランティーノ監督の『ジャッキー・ブラウン』、ジョン・トラヴォルタとジーン・ハックマンが共演した『ゲット・ショーティ』などがある。(編集部・福田麗)