スマホで花火を撮ろう!今更聞けない花火のキレイな撮影方法と楽しみ方

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夏の風物詩と言えば花火花火大会の大きな花火から家族や友達で楽しむ手持ち花火など楽しめる季節ですが、綺麗な花火は記念写真に残しておきたいという人もいるでしょう。

花火デジタルカメラがないと撮れないと思っている人も多いと思いますが、最近のスマートフォン(スマホ)のカメラも高性能・高機能になってきているので、結構キレイに撮れたりします。

とはいえ、今更、スマホで花火の撮り方を聞くのも、気恥ずかしいので、こっそり、手軽に綺麗に花火を撮る方法を調べてみました。

■スマホでの花火撮影前の準備の基本
1.場所選び
スマホのカメラは、画面に映る範囲が固定ですので、花火が画面に収まる場所選びが大事になります。とはいえ、好きな場所が必ず確保できるとは限らないですし、そもそも花火が始まってみないことには場所なんてよく分からないという人もいるでしょう。

そこで、場所が決まったら、構図をあらかじめ決めておくと慌てて撮影して失敗することが少なくなります。撮影する前にある程度のどういう写真を撮るかというイメージを持っておくだけでも全然違います。

2.スマホを固定しよう
スマホを手持ちで撮ることもできますが、できるならスマホを固定して撮影したほうがキレイに撮れます。固定方法はいくつかあります。

○スマホスタンドを利用する
市販のスマホを固定できるアダプタを利用しましょう。夜間の花火撮影は手ぶれしやすいので、テーブルや手すり、電柱、木など、身近な場所に固定したり、支えたりするとブレ難くなります。

○スマホグリップなどで持つ
前出のスタンドをグリップ代わりにもつことでも手ぶれを軽減できます。

3.カメラアプリ
サードパーティ製のカメラアプリより標準のカメラアプリの方が、動作が速いケースが多いので、標準搭載カメラアプリを使うことをオススメします。あらかじめチェックしておくのも良いでしょう。


■スマホの撮影設定
○オートフォーカス
AFオフ、設定できない場合は、画面に近景が入らないようにしましょう。

ISO感度
感度設定ができる場合は、100もしくは、低い感度に合わせましょう。高感度だと画質があれるので、花火がノイズの多い写真になってしまいます。

○明るさ調整
暗め(−マイナス表示)にすると、花火の白飛びを防げます。

○ホワイトバランス
自動でなく、太陽光に設定しましょう。花火が肉眼に近い色で撮れます。

○フラッシュ
オフにしましょう。花火まで届きません。またスマホのバッテリーを消耗します。

○ズーム
使わないようにしましょう。スマホのズームはデジタルカメラの光学ズームと異なりデジタルズームなので、画質が一気に劣化します。

○シーンモード
最近のスマホでは、自動シーンモードや花火モード、夜景モードを搭載している機種もあります。そうした機種では、シーンモードを使いましょう。


■撮影での注意
1.シャッターを押しても直ぐ動かない
スマホはシャッターを押しても実際にシャッターが切れるまでにラグタイムがありますので、じっと動かないことが大事です。特にオートフォーカスしか選べない機種は、シャッターを押してからピントを合わせて撮影されるので、注意しましょう。

2.シャッターを押す瞬間は息を吐く
シャッターを押すときは、息を止めてはいけません。ゆっくり息を吐きながらシャッターを切ると、からだの力が抜けて、手ぶれし難くなります。


■奥の手は、動画で撮る
奥の手は動画モードで撮影する方法です。動画撮影後、アプリで静止画を切り出すといった手もあります。

また、最新のスマホでは超高速連写もありますが、ナイスな1枚が撮れるよう連写や動画といった機能も試しながら撮影してみるのが良いでしょう。

夜景や暗い場所はただでさえ手ブレやノイズが多くなってしまうので、そうした点をいかに軽減できるかがポイントです。


■さらに裏ワザ??
どうしても納得した写真が撮影できなかった場合や、そもそも花火大会にも行けないし、家族や友達とも花火遊びしないよ、なんて人は、花火の綺麗な画像が収録されている壁紙アプリで楽しみましょう。綺麗さだけで言うなら一番堅実な方法です。