浸透してきたクールビズ。着こなしが失礼でないか、格好悪くないかに不安を持つサラリーマンも多い。

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クールビズとはいえ、あれはさすがにないよね!」
女子トークで盛り上がるのは、男性陣の服装チェック。 とくにクールビズとカジュアルさの判断はむずかしい。
うまく仕事服を選べず、評価をガクッと落としてしまう男性陣も多い。
先日、弟1子の生まれたウィリアム王子のスタイルは理想のクールビズスタイルだった。彼をお手本にクールビズスタイルを提案してみる。

1、ジャケットとネクタイを外すのがクールビズじゃない
2、半袖はやめて
3、ポケットにモノを詰め込まないで

覚えるのはたったの3つだけ。
あわせて女子からの厳しいチェックが入りやすいのは
下着が見える。乳首透けてる。年齢に合ってない服装の3つ。

1、 ジャケットとネクタイを外すのがクールビズじゃない
無難なクールビズは、シャツ、パンツ、ベルトだけ。って聞いて、ジャケットとネクタイを外したカッコウになっちゃう人がいるけど、それはNG。女子の目は厳しい。
Yシャツはいわゆる下着なのだ。薄くてすべりの良い素材を使ったジャケットの下に着るモノ。だから、それだけで外へ出ちゃダメ。ジャケットによってうまく隠れていたズボラさ、こだわりのなさ、出てきた腹肉がさらされやすい恐ろしいシャツなのだ。
ウィリアム王子も着用していた下着に見えないシャツがおすすめ。厚手で色が付いているタイプだ。透けにくく、タイトシルエットの服はお腹を意識しやすく引っ込めやすい。 じつは、オックスフォードなどに代表される厚い素材のほうが適度に汗を吸うので空気の出入りがあり、薄地のYシャツよりさらっと感が続いて着心地もよいのだ。 (参考『オックスフォードシャツ』 )


2、半袖Yシャツはやめて
オイルショックのピンチに政府から打ち出された半袖半パンの「省エネスーツ」、その珍スーツの末裔が半袖Yシャツだ。Yシャツ一枚でもダメなのに、さらに袖まで切っちゃうなんて。おじさんくさいし、手も短くみえる。
クールビズが登場してからずっとずっと朝の電車が嫌だった。汗をかいたおじさんと背中が薄い布越しに触れ合う。湿度を帯びたシャツが張り付いてくる。汗をかいたままの肘がぺちょっと触れる。それもこれも半袖Yシャツのせいだ。
英国のウィリアム王子は、長袖シャツをひじ下まで折り上げての着用。適度なフォーマル感とリラックス感のバランスはさすが。シンプルな茶色のベルトもポイントになっている。半袖と長袖折り上げとは、まったく違うものなのだ。 (参考:23日、病院前で赤ちゃんを抱き笑顔を見せるキャサリン妃とウィリアム王子=ロンドン)
このニュースも見逃せない。「密かなファンが多い、男性の腕まくり」
腕フェチとしては、長そでを肘まで腕まくりして、肘下筋群の発達を見せてもらいたい。

3、ポケットにモノを詰め込まないで
クールビズの場合、ぱっと目に入ってしまうのが胸ポケット。
猫背気味で胸板の薄い日本人体系に、重そうに大きく膨れた胸ポケットが目立てば貧弱さが強調されてしまうのは必至。利便性を重視するとおじさんの釣りジャケットに近づいていってしまう。
胸ポケットなしのシャツが「世界標準」と言い切った朝日新聞の記事は記憶に新しい。
さらに、ウィリアム王子のシャツは胸ポケット無しだ。欧米では胸ポケットなしが流行の兆し。日本ではまだ手に入れることが難しいが、ポケットがあっても中にモノを詰め込み過ぎないように。
世界デビューをもくろむホリエモンも長袖、胸ポケット無しシャツで胸張っている。
ウィリアム王子流で、暑い夏をクールビズで乗り切ろう。
(田村えま)