佐々木監督、澤選外に「また故障が起きた時のリスクを考えた」

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 10日、日本サッカー協会は、20日から韓国で開催されるEAFF 女子東アジアカップ2013に臨む、なでしこジャパン23名を発表した。

 6月の欧州遠征を負傷でメンバー外となった澤穂希は今回も選外となったが、記者会見に出席した佐々木則夫監督は、「本人は非常にこの大会に対する思いが強い」と澤の意思を明かした上で、「昨日の時点で、(クラブ)チーム内での合流トレーニングが厳しい状況だった。これが世界大会であれば、調整をすれば最後の試合くらいにはできる状態の域には来ていますが、チームで実戦をしていない中で、我々のところで実戦をして、また故障が起きた時の双方のリスクを考えて、今回はエントリーせずに9月(22日と26日の国際親善試合)に向けて、ぜひ準備をしてくれと伝えました」とコメントし、左足の故障から回復が間に合わなかったことを理由に挙げた。

 また代表初招集となったアルビレックス新潟レディースのDF北原佳奈については、「長身で、学生時代は元々ボランチをやっていて、新潟でCBをやった中で守備も改善された。パスフィードの精度が高いと評価して、最近は守備の内容も良くなってきたということで、ぜひチャンスを与えてみたく、エントリーしました」と期待を寄せた。

 なでしこジャパンは20日に中国、25日に北朝鮮、27日に韓国と対戦する。