米Googleは26日(米国時間)、Google Mapsのブログにおいて、「Google Maps」と「Google Earth」を刷新したと発表した。

今回の刷新は、アメリカ地質調査所(USGS)とアメリカ航空宇宙局(NASA)の衛星「ランドサット7」が撮影した画像データを、Google Earthエンジンを使用して合成したもの。撮影データの量は数百TBにのぼり、その結果1ピクセルあたり15mの高解像度で鮮明な衛星写真が見られるようになった。


グランドキャニオンの画像が鮮明になった比較
(Google Mapsブログより)

また、膨大な量の画像を分析することで、地表から雲を取り除き、地域と地域にあった継ぎ目を除くことにも成功している。

ブログでは、スペインの都市Castellónや南米の北西部、インドネシアのパプワ州中央部の画像から雲が除かれ、鮮明になった様子が紹介されている。

また、サウジアラビアの農業地拡大やブラジルでの森林破壊の拡大、モンゴル周辺での砂漠化など、前後比較の画像も見られる。


地球全体の衛星写真(Google Mapsブログより)

発表資料
URL:http://google-latlong.blogspot.jp/2013/06/only-clear-skies-on-google-maps-and.html
2013/06/27