役員報酬ランキング

 2013年3月期決算企業で、6月25日17時までに確認された役員報酬1億円以上を受取った役員の個別開示を行ったのは62社、人数は109人だった。2013年3月期決算の有価証券報告書は順次提出されているが、3月期決算上場企業2,486社のうち761社が提出し、すでに62社が1億円以上の報酬役員を輩出した。

 109人中、2012年3月期決算と2013年3月期決算で、連続して個別開示された役員は74人。新たに開示された役員は35人だった。

 役員報酬1億円以上の開示は、「改正企業内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、2010年3月期決算より報酬等の総額、報酬等の種類別(基本報酬・ストックオプション・賞与・退職慰労金等の区分)の総額を有価証券報告書に記載することが義務付けられた。

 2012年3月期は、円高の高止まりなどが懸念されたが、役員報酬の開示は172社・295人(2011年3月期173社・298人)と、前年並みを維持した。また、役員報酬の最高額は、カシオ計算機の樫尾俊雄元会長(故人)が13億3,300万円(前年は開示対象外)で、2010年3月期決算にこの制度が始まって以降、初の報酬総額10億円超となった。

 2013年3月期は、2012年12月頃から円安傾向となったことで、各企業が好業績を発表しており、個別開示の社数・人数とともに上場企業決算の役員報酬への反映が注目される。
役員報酬1億円以上 セガサミーHD 里見治氏が5億8,300万円で最高 

 6月25日17時現在、有価証券報告書の提出が確認された企業は761社で、このうち、役員報酬1億円以上の個別開示が確認されたのは企業数で62社、人数で109人だった。

 6月25日17時現在の役員報酬最高額はセガサミーホールディングスの里見治氏で、5億8,300万円。次いで、エイベックス・グループホールディングスの松浦勝人氏が4億5,100万円、LIXILグループの藤森義明氏が2億9,500万円と続く。

 セガサミーホールディングスの里見氏は2012年3月期に6億1,700万円に対し3,400万円減。またエイベックス・グループ・ホールディングス松浦氏は同7,300万円増、LIXILグループ藤森氏が同1億7,200万円増となった。

 個別開示で連続して開示された74人のうち、2012年3月期に比べ36人が役員報酬額が増額。また2012年3月期に新たに開示に加わった人数は35人であった。
個別開示人数 三菱商事が6人で最多

 6月25日17時現在、役員報酬1億円以上の個別開示を行った企業62社のうち、三菱商事が6人で最多。次いで、三井物産、エイベックス・グループ・ホールディングス、伊藤忠商事、ソフトバンクが各4人だった。また、複数人の開示を行った企業は30社だった。