『監視者たち』チョン・ウソン「ジュノ(2PM)さんの誠実な姿勢に好感」
同作品は正体を隠し、痕跡すら残さない犯罪組織を追う監視専門家たちの息の詰まるような追跡を描いたアクション映画。“監視専門家”というこれまでになかった新しいテーマと、ソル・ギョング、チョン・ウソン、ハン・ヒョジュという誰をとっても主役級の実力派俳優から人気アイドルグループ2PMのジュノまで加わった豪華キャスティングでも話題を集めている。
映画『私の頭の中の消しゴム』(04)で一気に日本の観客の心を掴み、ドラマ『ATHENA-アテナ-』(11)ではレベルの高いアクションも披露して演技の幅を広めてきたチョン・ウソンは、4年ぶりの韓国映画復帰作となる今作で初めての悪役に挑戦。何よりも「ジェームスというキャラクターの存在感に魅力を感じた」とのことで「濃くも薄くもない適度な存在感を放つ人物なので、演じる俳優によって作品の緊張感が大きく左右されると考えた」とキャラクターへの愛情を見せた。
また「監督が意見を求めてシナリオを見せてくれたが、シナリオを読むなり僕の方から出演の意思を伝えた」と続けて意外なキャスティング秘話を明かし、「悪役を自ら引き受けた僕に最初は監督も驚いていた」と笑った。一方、この日、日本スケジュールのために参加が叶わなかったジュノ(2PM)との共演については「待機時間が8時間に及んだ状況でも不満な顔ひとつ見せることなく、とても誠実な姿勢で演技に挑んでいた。自信の分担する役割を充分に果たしていた」とし、「昔はアイドル歌手が演技をすることに対して評価が厳しかったが、今は考えも随分変わった。アイドルグループのメンバーたちが個人の才能を発揮する姿に好感を持っている」と自身の意見を述べた。
ハン・ヒョジュは驚くべき記憶力と洞察力を兼ね備えた監視チームの新参者ハ・ユンジュ役を通じて、作品に紅一点で華を添える。劇中、犯人に対抗して見せる華麗なハイキックは武術監督を唸らせるほどだったとのことで「今回は1シーンのみでしたが、これをきっかけにアクションへの関心が深まった。今後も機会があれば挑戦したい」とアクション演技への意欲も見せた。映画『監視者たち』は7月4日より韓国にてロードショー予定。
